【東京国際映画祭】『箱』骨壺に入ったお父さんは目の前に
『彼方から』で第72回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞したロレンソ・ビガス最新作『箱』を第34回東京国際映画祭で観てきました。結局、前作はラテンビート映画祭で上映されたきり日本一般公開できなかったので、これを逃すと観賞困難作になるだろうと思って挑戦したのですが、『ノマドランド』系の作品で退屈してしまった。
『彼方から』で第72回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞したロレンソ・ビガス最新作『箱』を第34回東京国際映画祭で観てきました。結局、前作はラテンビート映画祭で上映されたきり日本一般公開できなかったので、これを逃すと観賞困難作になるだろうと思って挑戦したのですが、『ノマドランド』系の作品で退屈してしまった。
スペースで第34回東京国際映画祭作戦会議を開いた際に、フォロワーさんから『一人と四人』の監督はペマ・ツェテンの息子だよと教えてもらった。近年、チベットや中国映画界はジャ・ジャンクーとペマ・ツェテンがサポートに入り、新鋭を育てている風潮がある。第16回大阪アジアン映画祭で上映されたチベット映画『君のための歌』に引き続き、二人が携わっている映画が日本でお披露目となったのだ。ただ、ペマ・ツェテン映画のイメージで観たらタランティーノ映画で思わぬボディーブローを喰らいました。
第34回東京国際映画祭でインドネシア出身エドウィンの『復讐は神にまかせて』を観た。本作は第74回ロカルノ映画祭で金豹賞を受賞しており、撮影には黒沢清映画や沖田修一監督作の撮影を手がける芦澤明子が務めている。
第34回東京国際映画祭にて香港ノワール『リンボ』を観賞した。ポスタービジュアルから漂う混沌が凄まじいのですが、知り合い曰く元々パートカラーの作品だったとのこと。ポストプロダクション時に、ワンシーンを白黒にしたところ全編に適用したらしい。果たしてどんな作品に仕上がっているのだろうか?
第34回東京国際映画祭コンペティション作品『カリフォルニエ』を観ました。Twitterのフォロワーさんと食事をした際に『6才のボクが、大人になるまで。』とダルデンヌ兄弟の作品を足したような映画と聞いて不安を感じたのですが杞憂。ありがちな貧困回転寿司映画になっておらず、貧困によって起こる心理的問題を鋭く分析し、寄り添う映画となっていた。
済藤鉄腸さん( @GregariousGoGo )さんがコソボ映画が熱いと語っており、自分も『EXIL』でコソボ映画の魅力に惹かれていたが、まさか第34回東京国際映画祭コンペティション部門にコソボ映画が選出されグランプリを受賞するとは思いもよらなかった。これは嬉しいと思う一方で、肝心な中身は私の苦手盛りだくさんな映画であった。
第34回東京国際映画祭でまさかまさかのアンドレア・アーノルド監督最新作『COW』が上映された。アンドレア・アーノルド監督は長編5作中3作(『Red Road』、『フィッシュ・タンク』、『アメリカン・ハニー』)でカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞している天才的な監督である。そんな彼女が牛目線のドキュメンタリーを撮ったということで、ラインナップ発表されるとTwitter映画ファンの間で盛り上がった。これが予想以上に壮絶な内容であった。
『愛のむきだし』、『冷たい熱帯魚』で知られる鬼才・園子温がワークショップで制作した作品『エッシャー通りの赤いポスト』が2021/12/25(土)より渋谷・ユーロスペース、大阪・第七藝術劇場、福岡・kino cinéma天神にて公開される。
株式会社ガイエさんのご好意で一足早く観賞したので、感想を書いていきます。
第33回東京国際映画祭コンペティション部門にミカイル・レッド最新作『アリサカ』が選出された。ミカイル・レッドといえば映画泥棒がひたすら逃げる作品『レコーダー 目撃者』の緊迫感が記憶に新しい。本作でも修羅場映画になっていると聞いて駆けつけました。
第33回東京国際映画祭コンペティション作品である『ザ・ドーター』を観ました。マヌエル・マルティン・クエンカは『カニバル』で知られている監督だが果たして…