『Fourteen』脆い友情への処方箋
本作では対照的な女性マーラとジョーにフォーカスが当たっている。昔からの友達である二人。マーラは保育園で働いており、きめ細かく面倒見が良い。一方でジョーは精神が不安定なソーシャルワーカーである。お金をカバンにドサっと入れていたり、申請書を一人で書けなかったり、一緒に歩いていたら急に消えてブラウニーを買い始めたりとなかなかの社会不適合者である。そんな彼女のことを救えるのは自分しかいないとマーラは手を差し伸べ続けるのです。友人はほっとけないと。
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本作では対照的な女性マーラとジョーにフォーカスが当たっている。昔からの友達である二人。マーラは保育園で働いており、きめ細かく面倒見が良い。一方でジョーは精神が不安定なソーシャルワーカーである。お金をカバンにドサっと入れていたり、申請書を一人で書けなかったり、一緒に歩いていたら急に消えてブラウニーを買い始めたりとなかなかの社会不適合者である。そんな彼女のことを救えるのは自分しかいないとマーラは手を差し伸べ続けるのです。友人はほっとけないと。
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「メイヘム」を描いた伝記的本作は、音楽伝記映画にもかかわらずテンションは一定を保っている。てっきり、ミュージシャンのドラマティックな人生が展開されるのかと思いきや、停滞に停滞を重ね、微かなステージに立つ時だけが盛り上がりの絶頂となっている。予告編でも魅せてくれる教会炎上シーンも、静かで地味だったりする。これはどういうことだろうか?先日観たデヴィッド・クローネンバーグの『クラッシュ』に近いものを感じた。内なる暴力性の静かな爆発に癒しを求める者たちが停滞のモヤモヤの中で自己を解放させる場所を追い求めているのではないだろうか?彼らは満足しない。あまり客がこないレコード屋で駄話をし、部屋の一角で練習をする。一般人の平凡な人生と変わりない。その中で些細な変化を求める者たちのもがきが生々しく描かれている。だから、伝説的ミュージシャンの遠い世界の物語ではなく、我々の物語のようにみえるのだ。今、コロナで閉塞に押し込められ、微かな変化を求めてもがき苦しむ者にとってこの作品は救いの処方箋となることでしょう。
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ロシアのLGBTQコミュニティのスタッフが電話をしている。チェチェンからのSOSだ。アーニャと名乗る人物は、自分がゲイであることが叔父に発覚し脅されていると語る。アーニャは家を出たいが、どうすればいいのか分からず助けを求めているのだ。
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マーティン・スコセッシがギャングのクロニクルを『アイリッシュマン』でスタイリッシュに描いていた。日本では今『ヤクザと家族』、『すばらしき世界』、『孤狼の血 LEVEL2』と空前のヤクザ映画ブームとなっているが、そこに井筒監督は重厚なクロニクルとして『無頼』を置いた。アイリッシュマンに対して、これがジャパニーズマンであると言いたげに。
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019) Lux Æterna 監督:ギャスパー・ノエ 出演:シャルロット・ゲンズブール、ベアトリス・ダル、アビー・リー・カーショウetc 評価:50点 おはようございます、チェ・ブンブンで…
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アルプススタンドのはしの方(2020) 監督:城定秀夫 出演:小野莉奈、平井亜門、西本まりん、中村守里、黒木ひかり、目次立樹etc 評価:5億点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 『性の劇薬』、『覗かれる人妻 シ…
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【お知らせ】アイコン変えました おはようございます、チェ・ブンブンです。 もうお気づきかもしれませんが、先日3年ぶりにブログ及び各SNSアカウントのアイコンを変えました。 BEFORE AFTER 背景 当映画ブログ「チ…
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鉄道員(ぽっぽや)(1999) 監督:降旗康男 出演:高倉健、大竹しのぶ、広末涼子、吉岡秀隆、安藤政信、志村けん、奈良岡朋子、田中好子、小林稔侍etc 評価:75点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 『コズモポリ…
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018) The Death and Life of John F. Donovan 監督:グザヴィエ・ドラン 出演:キット・ハリントン、ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、ジェ…
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エクソダス(2019) Exodus 監督:バフマン・キアロスタミ 評価:85点 イラン映画の巨匠アッバス・キアロスタミの息子バフマン・キアロスタミの新作『エクソダス』は、YIDFF公式サイトでは小さく紹介されていた…