トム、トム、笛吹きの息子(1969)
Tom, Tom, the Piper’s Son
監督:ケン・ジェイコブス
評価:60点
おはようございます、チェ・ブンブンです。
国立映画アーカイブにて開催されているアンソロジー・フィルムアーカイブスにて上映されたケン・ジェイコブス『トム、トム、笛吹きの息子』を観た。
『いにしえの映像改編』あらすじ
群衆による祝祭のカオスを描き出した最初期の喜劇映画『トム、トム、笛吹きの息子』(1905)を再撮影の素材として、ズームやパン、高速・低速再生といった様々な視覚的効果によって作品本来の意味を解体し、映像の多義的な細部や物質性へと視線をいざなう「構造映画」の代表作。映画表現の可能性に挑み続けたケン・ジェイコブス(1933-2025)による、ビリー・ビッツァー撮影のオリジナル版に対するクリティカルな解釈は、初期映画の再評価をめぐる国際的な議論を呼び起こした。
※国立映画アーカイブより引用
いにしえの映像改編
本作は同名のサイレント映画を早回し、スローモーション、クローズアップさせながら映画ないし映像の本質に迫ろうとする内容である。今の時代、インターネットアーカイブでパブリックドメインのサイレント映画を持ってきて気軽に編集できるので私自身『カメラを持った男』をYouTubeのアイキャッチ映像としてよく編集したりする。フィルム時代においてはこれを物理的に行うわけであり、現代におけるアプリケーションの機能によって簡単にできることを逐一定義している気の遠くなるような感覚に感銘を受ける。といいつつも2時間はやはりハードなもので、夜勤明けの身体には本作を咀嚼できる力は残されていなかった










