それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島(2012)
監督:矢野博之
評価:80点
おはようございます、チェ・ブンブンです。
アンパンマンフルマラソン中、今回は評判が高かった『それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島』を観てみた。
『それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島』あらすじ
やなせたかし原作の国民的アニメーション「それいけ!アンパンマン」の劇場版第24作。美味しいバナナにあふれた南の国のバナナ島で開かれるバナナ祭りに招待されたアンパンマン。しかし、島を訪れてみると寒さでバナナはすべて枯れてしまっていた。変わり果てたバナナ島を救うためアンパンマンと仲間たちはバナナ山に向かうが……。元気いっぱいだがちょっとワガママな島の女王バンナの声優に、女優の木村佳乃。島の住民スッテンとコロリン役にお笑いコンビ「バナナマン」の設楽統と日村勇紀。
ばいきんまんは手柄を譲る
アンパンマン、ばいきんまんがバナナ島に行く。しかし、謎の風によって、バナナが腐ってしまい窮地に陥る。アンパンマンたちは原因を調べに山奥へと足を進める。
ばいきんまんの策略でドキンちゃんに偽のバンナ姫を演じさせ、アンパンマン号の破壊工作をする。その過程で、本物のバンナ姫とドキンちゃんとの入れ替えによるすれ違いサスペンスが生まれるのだが、このニアミス感が華麗である。
また、本作はアンパンマンとばいきんまんが共通して持っている「あきらめない精神」をバンナ姫に教える回となっており、ばいきんまんが焚火を前に前向きさを語る場面には熱くなる。確かに彼は窮地に陥ると逃げ出すのだが、仲間と認めた者が窮地に陥ったらドキンちゃんやホラーマンを押し切って守る。そしてばいきんまんが伝説のバナナを発掘したとしても、「やったな」と手柄をバンナ姫に渡すのだ。めちゃくちゃ熱い回であった。
※映画.comより画像引用