ローガン・ラッキー(2017)
LOGAN LUCKY(2017)
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:アダム・ドライバー、チャニング・テイタム、
ダニエル・クレイグ、セス・マクファーレンetc
評価:70点
映画監督は引退を宣言しても、映画を作りたくなったら何度でも蘇る生き物だ。今回、スティーヴン・ソダーバーグが引退撤回して作ったという『ローガン・ラッキー』を観てきたのだが、これがまるで田舎の飲み屋のような作品だった。
『ローガン・ラッキー』あらすじ
足が不自由が故に炭鉱仕事もクビになった男ローガンは、モーターカーイベントNASCARのレース中に大金を盗むことを思いつく。片腕バーテンダーの弟クライドと、ムショにいるボンバーマンと力を合わせることとなるが…ボンクラ映画の決定版!
引退宣言を撤回させただけにガチ作品が出来上がっているのでは?と思いきや、金に物言わせ、暇つぶしに作りました感が強い作品となっている。話は自虐的に『オーシャンズ・セブンイレブン』と劇中で語っているだけに、『オーシャンズ』シリーズそのものだ。レースサーキットの金庫から金を盗むただそれだけ。
それを、ジェームズ・ボンドや男性ストリッパー、カイロ・レンが本業のストレスを発散させるが如くゆるくゆるく演じていく。
決してすごいどんでん返しがある訳でもないし、今年のベストテンに入るような作品ではないが、クリエイターがしがらみ忘れて自由にじゃれあっている姿を観ると元気が貰える。物語展開はエンディング周りまで『オーシャンズ』シリーズそのものなので、この手のケイパー映画を最近観られていないブンブンは大満足でした。
そしてダニエル・クレイグの生き生きとした演技に安心しました。これぞボンクラ映画の決定版といえよう!
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