『モータルコンバット(2021)』戦い大好き魔界の民

モータルコンバット(2021)
Mortal Kombat

監督:Simon McQuoid
出演:ルイス・タン、ジャシカ・マクナミー、ジョッシュ・ローソン、ジョー・タスリム、メカード・ブルックス、浅野忠信、真田広之、ルディ・リン、シシィ・ストリンガー、チン・ハンetc

評価:60点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

以前から変な映画だと話題になっていたが、知り合いから超絶にオススメされたので意を決して観てみました。

確かに、あまり観たことのないタイプの脚本で、その狂いっぷが吹っ切れているため、カルト映画だなと思いました。

『モータルコンバット』あらすじ

世界的人気を誇る対戦型格闘ゲームで、1995年にも一度映画化されている「モータルコンバット」を、新たに実写映画化。胸にドラゴンの形をしたアザを持つ総合格闘技選手コール・ヤングは、自身の生い立ちを知らないまま、金を稼ぐために戦う日々を送っていた。そんなある日、魔界の皇帝シャン・ツンがコールを倒すため、最強の刺客サブ・ゼロを送り込む。コールは特殊部隊少佐ジャックスに言われるがまま女戦士ソニア・ブレイドと合流し、地球の守護者ライデンの寺院へ向かう。そこでコールは、太古より繰り広げられてきた格闘トーナメント「モータルコンバット」の存在と、自分が魔界の敵と戦うために選ばれた戦士であることを知る。主人公コール役に「デッドプール2」のルイス・タン、女戦士ソニア役に「MEG ザ・モンスター」のジェシカ・マクナミー。日本からも真田広之と浅野忠信が参加し、重要キャラクターのスコーピオンとライデンをそれぞれ演じる。

映画.comより引用

戦い大好き魔界の民

実写版『鬼滅の刃』かと思わせる。日本家屋を舞台にした惨劇が行われる。真田広之演じるハサシ・ハンゾウが忍者軍団に囲まれる。颯爽と草むらに隠れて小刀をロープにくっつけて、飛び道具を作る。そして、全員を倒すと、まるでゲームのボス戦で演出が変わるようにボスが現れる。

戦いの末にタイトルが現れ、舞台設定が語られるのだが、「人類は魔界との戦いに9回敗北。あと1回負けたら魔界に支配される。」と書いてあるのだ。9回も負けてたらとっくに支配されてそうなのに、1勝すれば撤回できるとは、ただ魔界の民が戦いたいだけなのではと思う。

現代パートが始まるや否や、魔界から出てきた人たちに急襲。格闘家コール・ヤングは、お前も「モータルコンバット」で戦う資格があると言われ、チーム集めに参加する羽目となる。

通常、この手の映画は最後に「モータルコンバット」が行われて勝利を収めるプロットになりそうなのだが、延々と仲間集めと小競り合いをしていていつの間にか映画は終わってしまうのだ。終盤の乱戦が「モータルコンバット」なのだろうか?

私が観逃しただけなのだろうか?それとも前後編スタイルなのだろうか?冒険の途中っぽいところで強制終了する異様さを放っている。

だが、格闘シーンの手数だけはやたらと多い。氷使いが腕を冷凍爆発させたり、キャプテン・アメリカの盾のように鋭利な帽子を投げつけるキャラクターが、床に帽子を埋め込み、そこへ敵を投げ込み真っ二つに割ったりするのだ。

アクションは面白い。つまり、格ゲーの名シーンが先にあって、そこを埋めるように話を作ったら肝心な「モータルコンバット」を開催するのを忘れてしまったような作品と言える。でも、このイカれっぷりが妙に面白く、嫌いにはなれない。たまにはこういう映画もいいですね。
※映画.comより画像引用