【CPH:DOX】『CANNON ARM AND THE ARCADE QUEST』ワンコイン100時間アーケードゲームに挑戦する狂人たち

CANNON ARM AND THE ARCADE QUEST(2021)

監督:Mads Hedegaard

評価:85点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

あなたはゲームはお好きですか?もし好きなだけゲームができるとしたら、何時間ぶっ通しで遊べますか?1日中?そんなこと言わず、2日、3日ぶっ通しで遊んでみませんか?多くの方はドン引きするだろう。しかし、世界には100時間ぶっ通しでゲームプレイしようとする狂人がいた。今回CPH:DOXで見つけた『CANNON ARM AND THE ARCADE QUEST』はゲームセンターCXやファミ通の神業動画好きな人興奮間違いなしのドキュメンタリーでありました。

『CANNON ARM AND THE ARCADE QUEST』概要

Kim Cannon Arm is Denmark’s uncrowned king of 1980s arcade games, and a collector of the enormous machines. Together with his friends from the retro club Bip Bip Bar in Copenhagen, he can spend entire evenings playing immortal game classics. But can Kim also keep going for no less than one hundred hours? That is the goal if Kim wants to break the world record. Therefore, he sets out – with tireless support from his gang of faithful friends – to play his way up to the ultimate high score. No sweat! But it takes more than just perseverance and discipline to become a legend. Not least when the score systems of the ancient computer games are almost incomprehensible. Mads Hedegaard’s wonderful film about the nerve-wracking attempt is a charming and funny feelgood film with a warm heart. With its stylish 8-bit retro aesthetics and immortal character gallery, this is a born cult movie from a world of toast bread, canned soft drinks and mullets. And about real friendships, especially when life is hard.
訳:Kim Cannon Arm氏は、デンマークにおける1980年代のアーケードゲームの無冠の帝王であり、巨大なマシンのコレクターでもあります。コペンハーゲンにあるレトロクラブ「Bip Bip Bar」の仲間たちと一緒に、夜通し不朽の名作ゲームをプレイしています。しかし、キムは100時間以上もプレイし続けることができるだろうか?それが、Kim氏が世界記録を更新するための目標です。そこで彼は、忠実な友人たちの絶え間ないサポートを受けながら、究極のハイスコアを目指してプレイすることにしたのだ。汗をかかない。しかし、伝説のプレーヤーになるには、忍耐と鍛錬だけでは足りない。ましてや、古代のコンピュータゲームのスコアシステムはほとんど理解できない。Mads Hedegaard監督が神経をすり減らすような挑戦を描いたこの素晴らしい映画は、チャーミングで面白く、温かい心を持った気持ちの良い映画です。スタイリッシュな8ビットのレトロな美学と不滅のキャラクターギャラリーを持つこの作品は、トーストパン、缶入りソフトドリンク、マレットの世界から生まれたカルト映画である。この映画は、トーストパン、缶入りソフトドリンク、マレットの世界から生まれたカルト映画であり、特に人生が困難なときの本当の友情について描いています。

※CPH:DOXより引用

ワンコイン100時間アーケードゲームに挑戦する狂人たち

Kim Cannon Armは1980年代のアーケードゲーム全盛期に取り憑かれ、筐体をコレクションする男。そんな彼はコペンハーゲンのゲームバー「Bip Bip Bar」で日夜仲間たちとゲーマに明け暮れている。キムは凄腕ゲーマーだが、未だに世界記録は所持していない。そこで彼は前代未聞のチャレンジを思いつく。それは「ワンコインで100時間プレイする」ことだ。今まで30時間以上プレイしたことはあるが、100時間の壁は未知数だ。世界記録は約90時間。というわけで彼の挑戦は始まった。選んだゲームは「ジェイラス」。回転する戦闘機を操り、敵をなぎ倒していくシューティングゲームだ。ライフは3機。スコアを稼ぐ毎にライフは増えていく。最大は255機。だが、画面の都合上5機までしか表示されない。キムと仲間たちは考えて、ライフを数える係を配備した。ある程度ライフが溜まったら仮眠を取るのだ。自爆し続け減っていくライフを数えていき、ある程度減ったら起こすスタイルだ。仲間あってこそのプレイスタイルだ。

こうして幕は開けた。彼はら『ロッキー』に例えて壮絶なチャレンジを開始する。ゲームをしたり、くだらない話をしながらキムを癒し、数時間毎にクラッカーを鳴らし全力で応援する。だが、狂人なキムも集中力が落ちてきて凡ミスを連発する局面が出てくる。この熱いプレイはまるで『ちはやふる』を観ているような興奮をおぼえます。

果たしてキムは前人未踏の記録を残すことはできるのでしょうか?この結末は映画を観てのお楽しみ。日本で公開されることを祈ります。

※CPH:DOXより画像引用

CPH:DOX関連記事

【CPH:DOX】『GUNDA』ソクーロフに映画のノーベル賞を与えたいと言わせた男による豚観察日記

 

created by Rinker
コロムビアミュージックエンタテインメント