『LA FLOR』PART2:プロトコミンスカ、、、プロトコミンスカ、、、

LA FLOR PART1(2018)

監督:Mariano Llinás
出演:Elisa Carricajo、バレリア・コレア、パイラー・ガンボア、ローラ・パレーズ、エステバン・ラモチェetc

評価:50点(第3部:50点)

おはようございます、チェ・ブンブンです。

アルゼンチンから生まれた14時間の化け物映画『LA FLOR』PART2です。PART2では約6時間に及ぶスパイ映画が展開されます。第1部が約80分、第2部が約130分ということを考えると、DAUユニバース並みのアンバランスな時間配分である。第1部、第2部を通して観たところ、退屈な『クラウド アトラス』だと感じたが、果たして驚異のスパイ映画は面白いのでしょうか?

『LA FLOR』あらすじ


A film in six episodes, connected by the same four actresses, full of various subplots that play with narrative and different cinematic genres , everything structured in an unusual way.
訳:同じ4人の女優によって結ばれた6つのエピソードで構成された本作は、物語性と異なる映画的なジャンルで遊ぶ様々なサブプロットに満ちており、すべてが異常な方法で構成されています。
IMDbより引用

プロトコミンスカ、、、プロトコミンスカ、、、

第3部:スパイ映画

黒づくめの男が右へ、左へ、まるでメタルギアソリッドに出てくる雑魚敵のような動きでフレーム内を移動する。背後を見ると、草むらがガサガサ揺れており、女が忍者のように鋭利なものを投げつけて敵をやっつける。そして人質携え、4人の女は潜入作戦を敢行するのだが、途中で仲間割れが生じて銃を向け合う。それぞれの女は銃の構え方が異なり、銀の拳銃を持つ女や、二丁拳銃のような持ち方で睨むような女がいる。それが最後には、有名な劇中写真のように一列に並び銃を構えるようになるプロセスを6時間かけて紡ぎ出していく。正直、スパイ映画が007は別格として得意ではないので、話自体は退屈だ。韻を踏んだ饒舌なナレーションも鬱陶しく感じる。しかしながら、銃の魅せ方、スリルの魅せ方だけはカッコいい。中国軍との一触触発な状態で、中国語の原稿を読み上げ、一難乗り切る場面に始まり、盗聴する敵を翻弄するために、トランクから再生機のスイッチを推し、女に原稿を喋らせる演出。ターミネーターのような男が「プロトコミンスカ、、、プロトコミンスカ、、、」と呟きながら一人ずつ血祭りに上げる場面など面白い表現が多い。また、本作は映画史にある通俗な映画に対して愛を捧げているので、街中でスパイ同士が愛を確かめ合うのはいいのだが、露骨に銃を持ちながら街を颯爽と歩く異様な場面が映っていたりします。よくよく考えれば、冒頭の女スパイ同士銃を向け合う場面では、銀色の拳銃を構えるスパイはリロードする必要があり、銃を構えたところで脅しにもならないはずだ。次のカットではどうやらリロードが完了したような銃の形をしていたので、ひょっとしたら撮影ミスだったのかもしれません。

第2部までは2021年ワースト映画候補かなと思ったのですが、第3部観て、案外そうでもないなと思いました。時間の問題さえ解決できればイメージフォーラム界隈でヒットしそうな映画である。

※MUBIより画像引用

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