『アクアマン』冗長さはいつものDC映画だけれども…竜宮城さながらのもてなしに満足することだろう

アクアマン(2018)
AQUAMAN

監督:ジェームズ・ワン
出演:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ウィレム・デフォー、ドルフ・ラングレンetc

評価:50点

DC映画にしては珍しく高評価だと話題の作品。それもそのはず娯楽作品の王ジェームズ・ワン作品だし、『ワイルド・スピード』のスタッフが作っているのだから。って訳で観てきました。

『アクアマン』あらすじ


DCコミックス原作のヒーローで、「ジャスティス・リーグ」にも参戦したアクアマンを主役に描くアクション大作。海底に広がる巨大な帝国アトランティスを築いた海底人たちの王女を母に持ち、人間の血も引くアクアマンは、アーサー・カリーという名の人間として地上で育てられた。やがて、アトランティスが人類を征服しようと地上に攻め入り、アクアマンは、アトランティスとの戦いに身を投じていく。
※映画.comより引用

新浦島太郎〜竜宮城は主戦場!

従来のDC映画はネチネチ陰キャラ闇属性な映画だったのに対し、本作は光しかありません。まるでJAMP漫画の主人公のように、強ぇ奴見るとワクワクスッゾ!な神々が戦い、隙あらば爆発させるお祭り映画でした。というよりかは、実質、アクションに特化した《浦島太郎》である。『ソウ』、『インシディアス』の時代からティーン向けの面白ホラーを量産し、いつしか『ワイルド・スピード SKY MISSION』の監督にまで登り詰めたジェームズ・ワン監督は、ラーメン二郎のようにアクション増し増し、こってりとしたアクションを底抜けの明るさで描いている。とはいえ、DC映画あるあるの、冗長な脚本は相変わらず。とにかく無駄な挿話多めです。マーベルの場合、比較的長尺でも必要なエピソードだけで構成されているので、ダレないが、『アクアマン』は割と無駄が多く中だるみが激しかったです。しかしながら、他のDC映画より好感が持てるのは、しっかりとサービス精神の多い冗長さになっているということ。物語の展開が少しでもダレ始めたら、爆発シーンで乗り切るパワープレイを魅せてくれます。また、実写版土偶こと、ブラックマンタのシュールなアクションをじっくり演出して魅せたり、ジェームズ・ワン監督ファンには堪らないホラーシーンもあったり、まるで観客は竜宮城にもてなされた浦島太郎のような気分を味わえます。だから観たら元気が出てくる作品なので、嫌な気はしませんでした。

なんなら、こんなおもてなし映画にケチなんかつけちゃいけないと思ってしまうほど。今年のDCは『シャザム!』も控えていて期待が持てそうです。

ブロトピ:映画ブログの更新をブロトピしましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です