【 #今夜は青春 】『ストリート・オブ・ファイヤー』シネマート新宿応援上映に潜入してみた

『ストリート・オブ・ファイヤー』シネマート新宿応援上映に潜入レポート

昨日、シネマート新宿でカルト映画『ストリート・オブ・ファイヤー』の応援上映が開催された。応援上映とは、任意団体《V8J絶叫上映企画チーム》が企画するイベントで、その名の通り、映画鑑賞中に声援を飛ばせる特別上映だ。毎回、プレゼントが配られたり、前座イベントが同時開催されたする。

ブンブン、『ストップ・メイキング・センス』スタンディング強制上映(これは《V8J絶叫上映企画チーム》企画ではない)、『バーフバリ 王の凱旋』の絶叫上映に参加してから、この新しい映画の見方に目覚めました。『ストリート・オブ・ファイヤー』は中学生時代に観て以来10年ぶり、サントラは好きだが、本作を観た当時「ダサい」と斬り捨ててしまった。ちょっと不安を感じつつも、参戦してみた。

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豪華写真スポット併設

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シネマート新宿に入り、まず驚かされるのは、豪華な写真スポットが併設されていたことだ。エレン・エイムとツーショットできるスポット。ロング・コートや赤のワンピース、ライフルに看板など、様々なアイテムの貸し出しも行われており、開演前後多くの『ストリート・オブ・ファイヤー』ファンが想い想いに写真を撮っていました。

エレン・エイムのライブチケットゲットだぜ!

入場時刻になると、プレゼント配布が!今回は、エレン・エイムのライブチケット。レトロな紙デザイン、鑑賞前からテンションが上がる神デザインでした。


先日クラウドファンディングのリターンで頂いたホドロフスキーのお札と一緒に厳重保管することにしました。

ホスピタリティ高し!タンバリン、ショットガン、バタフライナイフの貸し出し


本上映はタンバリン持ち込み可能だったのですが、ブンブン赤のタンバリンを事前に入手できず。ちとがっかりしながら会場入りした。しかしながら、《V8J絶叫上映企画チーム》は親切なことに、タンバリンを用意してくれました。しかも、タンバリンだけではなく、バタフライナイフやショットガンまで貸し出しが行われているではありませんか!

イロモノ好きなブンブン、ショットガンを借りてみましたw

↑隣を見たら、スタッフさんのショットガンが置いてありました。なんかカッコイイ。インスタ映えしますw

コスプレコンクール開催


今回のイベントでは、前座でコスプレコンクールが開催。想い想いの『ストリート・オブ・ファイヤー』愛を纏ったコスプレイヤーが登壇、観客のエールの熱さで評価し、優勝者にはポスターが進呈されるというものだ。今回の優勝者は、『ロッキー・ホラー・ショー』のイベントにも参加しているという男性のエレン・エイムコスプレ、準優勝者はビリー・フィッシュコスプレの男性でした。

めちゃくちゃ楽しい上映

さて、いよいよ上映。

大スクリーンに映し出される

「A ROCK&ROLL FABLE(ロックンロールの寓話)」

という文字に観客のボルテージは上がっていく。そしてこの上映は、冒頭とラストのライブシーンはスタンディング可能だ。観客は立ち上がり、エレン・ライブ参加者の一人として、手拍子をし始める。

、、、サイコー過ぎた。

観客の拍手がビートを刻む、劇場のエイム・エイムファンも総立ちで、まだかまだかと手拍子、タンバリンのビートが強まってくる。そして、興奮が頂点に達したところで、エレン・エイムが登場!

“Nowhere Fast”が繰り出される。

彼女が、

Lying in your bed and on a Saturday night〜♪

と歌い始めたところで、ブンブン、ないし観客の胸ぐらは心臓ごと根こそぎぶんどられた!

そして、曲が終盤に差し掛かると悪の親分レイヴェンの白く不敵な笑みが映し出され、誘拐劇が幕を開ける。誘拐されると、さすらいのヒーロー:トム・コーディが現れ、直ぐさま仲間を集めいきなり敵陣殴り込みだ!

本作には余計なものがない。ライ・クーダーの西部劇愛に満ちた活かしたサウンド、アクションに粋なセリフだ。

エレン・エイムがトム・コーディ一味の一人マッコイに

”Who are you?”

と尋ねると

”A big fan.”

と一言でキメる格好良さ。

さらに、漫画的ポップさを纏った世界観が我々を興奮の深淵へと沈めていく。業火の中現れるレイヴェンのヴィジュアルが登場した時、私の中で5億点花火が上がりました。自分の中ではここが隅田川の花火会場。アリーナ席で美しき花火を刮目したのだ。

決して、本作は音楽ヴィジュアルゴリ押し映画ではない。エレン・エイムの救出を通じて明かされる、トムと彼女のもう後戻りできない失われた時間。そして、それに嫉妬するビリー・フィッシュとの確執。その三角関係を岡目八目で見つめるマッコイ。騒動には巻き込まれたが、夢を掴むチャンスだと希望を抱き生き延びようとする黒人バンドThe Sorels。しっかりキャラクターを深く描きこんでいる。

観終わった後、私はすっかり多幸感に包まれ、明日から仕事頑張ろうと思いました。

今回、10年ぶりに本作を観てなんとなく当時受け入れられなかった理由が分かった。多分、本作のダサ格好良さが当時、受け入れられなかったのだろう。しかし、10年映画オタクを続けて、『TOKYO TRIBE』や『HiGH&LOW

』シリーズに嵌って不良のダサ格好良さの魅力に目覚めたのであろう。

神、最強の音楽映画でした!

今夜は青春だったが、
明日も、明後日も”Tonight Is What It Means to Be Young”聴いて青春だぜ!

応援・絶叫上映レポート

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