第75回ヴェネチア国際映画祭(2018)ラインナップ発表カンヌ落選組(?)、Netflix難民流れ込む

コンペ作品その3

11.THE NIGHTINGALE

監督:ジェニファー・ケント
出演:Aisling Franciosi, Sam Claflin

町山智浩絶賛のホラー映画『ババドック 暗闇の魔物』監督最新作。時は1825年。有罪判決を受けた女性クレアはタスマニアの荒野を駆ける。自分を有罪にした役人に復讐するために…。ハードコアなバイオレンスサスペンスのようです。

12.THE FAVOURITE

監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ

今やカンヌの常連ヨルゴス・ランティモス監督ですが、『Alps』でヴェネチア国際映画祭で金オゼッラ賞(脚本賞)を受賞している。そんな彼は今回、コスチューム・プレイに挑戦!18世紀初頭のイングランドを舞台に、女王アンを支配し傀儡国家を形成していたサラが、突如現れた奴隷により歯車が狂う様子を描いている。

13.PETERLOO

監督:マイク・リー
出演:Rory Kinnear, Maxine Peake

Netflixに負けじと、『SUSPIRIA』と併せてamazonstudiosからも出品あり。1819年のピータールー大虐殺を扱った実話ものだ。『ターナー、光に愛を求めて

』に次いで、ロマン主義、印象派タッチの色彩で描かれる史劇のようです。

14.CAPRI-REVOLUTION

監督:マリオ・マルトーネ
出演:Marianna Fontana, Reinout Scholten van Aschat

『われわれは信じていた』で日本にも紹介されたマリオ・マルトーネ最新作。予告編を観ると、アリーチェ・ロルヴァケルのタッチに似ている。

15.WHAT YOU GONNA DO WHEN THE WORLD’S ON FIRE?

監督:Roberto Minervini
出演:Judy Hill, Dorothy Hill

2017年にアメリカで起きた黒人男性の残忍な殺人についてカメラは追う。そして、アメリカを蔓延る人種問題について紐解かれる。アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞最有力候補か?

→NEXT:コンペティション部門その4

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です