【酷評】『カンフー・ヨガ』思わぬ展開でグランドフィナーレを迎えるB級インド映画

カンフー・ヨガ(2017)
KUNG FU YOGA(2017)

監督:スタンリー・トン
出演:ジャッキー・チェン、アーリフ・リーetc

評価:30点

TOHOシネマズフリーパスでジャッキー・チェン最新作『カンフー・ヨガ』を観てきました。

『カンフー・ヨガ』あらすじ

考古学者のジャッキー・チェンの元にインドからアスミタという女がやってくる。どうやら、インドのとある財宝を探しているようだ。こうして、ジャッキー・チェンはインドと中国、ドバイを舞台にインディー・ジョーンズさながらの旅をする羽目になる…

ジャッキー・チェンの休日

まず、警告をしておく。

もし、この映画にジャッキーアクションを求めているならDon’t watch!

もし、この映画に『ムトゥ 踊るマハラジャ』や『バーフバリ』のようなインド映画を求めているならDon’t watch!

本作は真面目にジャッキー映画ワーストな作品だ。そもそも、ジャッキー・チェンはこのインド映画とジャッキー映画の融合企画に興味がないらしく、旅行するついでに映画を撮っているようにしか見えない。

インドイイね!ヨガもイイね!と言いながら、考古学者と言う設定にも関わらず旅先で歴史的資料を破壊し過ぎである。もはや「歴史にリスペクトを」とインド王子に説くジャッキー自身にその言葉を返したい。

さらに今回の敵であるインド王子が、悪役として微妙すぎる。『アベンジャーズ』におけるロキ的キャラクターで、利益が一致すれば行動を共にするタイプなのだが、組織力の強さはもちろん腕っ節の強さ何一つ魅せられていないので、ただただ卑怯な男にしか見えない。やはり悪役は、頭が良かったり、強かったり、カリスマ性があるからこそ倒されるシーンが爽快になるわけで、こうも中途半端だとゲンナリする。

そして、衝撃なのはラスト。オラキオ体操クラブの「思わぬ展開でグランドフィナーレを迎えるB級インド映画」かと思う程突然終劇します。そしてエンドロールも最後の3分は無音になります。あまりにやる気ないんじゃない?と思いました。

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