【ネタバレなし】「劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし」貴方の常識を覆す60分

劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし(2013)
Miffy the Movie(2013)

監督:ハンス・パーク
声の出演(日本語吹き替え):小松未可子、
中上育実、細野雅世、
清水秀光、日高のり子etc

評価:50点

癒しを求め、Netflixで「劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし」を観た。本来わざわざ感想を書くような映画ではないのだが、あまりに鬼畜な話過ぎて感想を書くことにした。

「劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし」あらすじ

先日亡くなったディック・ブルーナの「ミッフィー(ナインチェ・プラウス)」シリーズの映画版。
動物園に来た、ミッフィー、メラニー、グランディが宝探しをするミュージカルアニメ。

貴方の常識を覆す60分

ミッフィーの立体アニメーションと言えば、10年くらい前にNHKで放送されていたものを思い出す。私は「ミッフィー」好きで、「ミッフィー」の純粋無垢な性格と可愛らしい絵に魅了される。特に「nijntje huilt(うさこちゃんのさがしもの)」が泣ける程好きです。しかし、アニメ版のミッフィーは自己中心的は鬼畜な性格で衝撃を受けたことがある。

さて、今回の映画版はどうだろうか?

…私の期待を裏切らなかった。寧ろパワーアップしていた。話はミッフィーがダチ公のメラニー(うさぎ)、グランティ(ぶた)、スナッフィ(いぬ)と動物園に行き宝探しをするというもの。

アニメだから仕方がないのだが、動物が檻の中の動物を観るというのは、24時間テレビやサーカスでフリークスを観る人たちを皮肉っているように見えてしまう。そして話の展開をみると、格下ペットだと思っていたいぬが、実は頭が良く主従関係がいつの間にか入れ替わってしまうという「猿の惑星」かとツッコミをいれたくなる。

しかし、こんなのは汚れた心の私が観たから出る感想。純粋に子供向け映画として観た方が良い。

、、、と言いたかったのだが、これが作り手の精神状態を疑う超展開の連続に脳がついていけなかった。

まずミッフィーは動物園に入園しようとすると、園長から「いぬはダメです」と言われる。いきなりゲームオーバーだ。しかしミッフィーたちは、「アタイらの大切ないぬを入れないとはどういうことだ!」と園長と激しいディスカッションを交え、ゴリ押しで入園する。

そして、ミッフィーの両親から宝探しミッションを与えられる。まず最初のお題は「黄色い動物を探して」というもの。

誰しもが、黄色い動物と言えば2,3個頭に浮かぶだろう。しかし、貴方が頭に浮かべた動物は全てハズレです。あまりに常軌を逸した正解に大人もお口アングリーバードだ。

そして、そこからジェットコースターの如く怪奇現象が次々と起こる。観客のナナメ45度をいく正解たちに、刺激の強すぎるシンボルの登場、脳内アイスで支配されたぶたさんに対して鬼畜すぎる態度をとるうさぎたち。

映画を何千本も観ている映画オタクですら、予測不能すぎる展開の数々はある種アカデミー賞脚本賞ものだろう。

1時間くらいの作品なので、暇つぶしに挑戦してみることをオススメします。

ピーター・グリーナウェイの「ZOO

」を凌駕する超展開を楽しむのじゃ!

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