【夏休み映画】「ファースト・ラブ」夏に観たいサーファー映画

ファースト・ラブ(2011)
First Love(2011)

監督:クレア・ゴーマン

評価:70点

社会人になると、妙に夏に部活映画を観たくなる。それこそ「ピンポン」は大好きな映画の一つ。正直、教員免許所有者であるブンブンは、日本の部活システムに大いに不満を持っている。教師の過労に繋がるし、体育会系部活は死人が出ても可笑しくない炎天下の中、走ったりさせているのはどう考えても可笑しいと想う。だから部活は廃止し、各自地域のコミュニティーに入るなりして自分で世界を創り出す、開拓していく力を養った方が良いと考えている。

さて、ご託は良いとして、夏なのでサーフィンドキュメンタリー「ファースト・ラブ」を観ました。先日、キングレコードの「死ぬまでにこれは観ろ!2017」大賞作品としてリリースされた作品です。

果たして…

「ファースト・ラブ」概要

オーストラリア・メルボルン郊外のフィリップに住むサーフィン大好き少女3人組は、プロサーファーとして島を出るためにコーチも必要とせず独学で波に挑んでいた。目指せハワイ!果たして彼女たちはハワイ・オワフ島で英雄になれるのだろうか?

熱くみずみずしい!

サーファーとしての美しい魂を全身に受ける1時間でした。オーストラリアのど田舎の島で暮らす少女3人組が、幼いときから波に惚れ込み練習に挑み、ついにオワフまであと一歩というところからこのドキュメンタリーは始まる。日本とは違い、彼女たちにはコーチなんかいない。単純に波が好きだから毎日のように海へと足を運ぶ。

オーストラリア最南端に限りないところにある島なので、海は寒い。一日2回ぐらいしか波に乗れない。手が動かなくなったり、頭が痛くなるほど過酷な波環境で彼女たちは「ゼッタイ!ハワイにいってやる」と奮闘する姿。それもギャルでチャラい学校生活と対比させることで、凄まじく心にぐっとくる青春ドラマとなっています。

そんな彼女たちにも、大会出場による学校の出席日数問題や、仲間の怪我など過酷な運命が襲いかかる。そして、波に乗ってプロとしての道をつかめるのはほんの一握り。今まで仲良しだった彼女たちの間にヒビが入るのではと思っていると、「波の上ではライバル。でも闘争心は皆、波に置いていくの。だって陸にまで持ってきたら人間関係壊れちゃうでしょ!」と微笑みながら観客にサーファーとしての熱すぎるソウルを投げつけてくるのです。

こりゃカッコイイ!劇中には、「ソウル・サーファー」で今や日本の英語の教科書に載る程有名になった片腕サーファーのベサニー・ハミルトンなんかも登場するので熱い熱いドキュメンタリーでした。波に乗ったことのない人でも嵌まること間違いなしの傑作でした。

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