第70回カンヌ国際映画祭(2017)ラインナップ発表 山田孝之3Dカンヌ入りならず※随時詳細アップ

第70回
カンヌ国際映画祭

2017/5/17~2017/5/28開催
今年も、この季節がやってきましたね~カンヌ国際映画祭!今年は、ミヒャエル・ハネケの「HAPPY END」(ハネケが言うと怖い)やソフィア・コッポラの「白い肌の異常な夜」のリメイクなどが面白そうです。

また、カンヌ国際映画祭出品を目指して俳優の山田孝之が頑張っていたドラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」から完成した「映画 山田孝之3D」は残念ながらコンペティション部門はもちろん、ある視点部門にもどこにも入ることができませんでした。皮肉にも、コンペティション部門には河瀬直美の「光」が入っていましたwさらに、短編映画部門からはAya Igashiが「Tokeru」を発表するとここと。

また、コンペティションに応募したと一部で囁かれていた三島由紀夫×吉田大八の「美しい星」も、どの部門にも所属していませんでした。

尚、今年からVR部門が設立され、今回は「バードマン」のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督によるCARNE Y ARENA(肉と砂)」が上映されます。

ってことで出品作品リストを掲載します。
今年から社会人なので、各作品のあらすじ及び概要は随時更新になりますので、ご了承ください。

コンペティション部門

1.AUS DEM NICHTS(IN THE FADE)
監督:ファティ・アキン
3大映画祭を制したドイツの巨匠、ファティ・アキン最新作。

2.THE MEYEROWITS STORIES
監督:ノア・バームバック
「イカとクジラ」「フランシス・ハ」のノア・バームバック最新作。疎遠になった家族が芸術作品を祝うイベントの為、ニューヨークに集まる。

3.OKJA
監督:ポン・ジュノ
Netflix,プランB共同制作のモンスター映画。監督は怪獣映画「グエムル」で国際評価されたポン・ジュノ。ティルダ・スウィントン、ジェイク・ギレンホール、ポール・ダノを起用し、OKJAという謎の生物を守る少女の奮闘を描く。

4.120 BATTEMENTS PAR MINUTE
監督:ロビン・カンピロ

5.THE BEGUILED
監督:ソフィア・コッポラ
クリント・イーストウッド主演のサスペンス「白い肌の異常な夜」リメイク。 南北戦争を舞台に、負傷した兵士が女子学院に逃げ込んだことから巻き起こる、女の軋轢を描く。「白い肌の異常な夜」自体がサスペンスとして面白い為、女性監督ならでは、いやソフィア・コッポラならではの視点が描けるかが注目です。出演はニコール・キッドマン、キルステン・ダンスト、エル・ファニング、コリン・ファレルなど。

6.ROBIN
監督:ジャック・ドワイヨン
ポスト・ヌーヴェルヴァーグの巨匠ジャック・ドワイヨン、「ラブバトル」以来4年ぶりの新作。心に傷を追った少女が殺人を目撃したと証言。警察は調査するのだが、彼女の話を証明できる証拠を見つけることができない。ただ、警察は彼女を信じて調査するというサスペンス。

7.HAPPY END
監督:ミヒャエル・ハネケ
「白いリボン」「愛 アムール」で2度パルムドールを制したオーストリアの鬼才。鬱映画、厭な映画ばかり作るミヒャエル・ハネケが「HAPPY END」とタイトルで打ち出しているのが怖い。

8.WONDERSTRUCK
監督:トッド・ヘインズ
「キャロル」のトッド・ヘインズ最新作。エイミー・ハーグリーブス、ミシェル・ウィリアムズ、ジュリアン・ムーア出演で送る愛の物語。
中西部の少年とニューヨークの少女による50年に及ぶ愛を紡ぎ出す。黒人と白人の愛の物語ってことで、もしかするとパルムドールを獲れるのではないだろうか?

9.LE REDOUTABLE
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
ゴダールが不快感を示し話題となった、「アーティスト」監督によるゴダール伝記映画。ゴダールとアンヌ・ヴィアゼムスキーとの恋愛をパリ五月革命前夜と絡めて描く。予告編を観る限り、「中国女」にオマージュが捧げられています。

10.GEU-HU(THE DAY AFTER)
監督:ホン・サンス

11.光(RADIANCE)

監督:河瀬直美
視力を失いゆくカメラマンと人生に迷う女性による心情変化を描いた作品。

12.THE KILLING OF A SCARED DEER
監督:ヨルゴス・ランティモス

ロブスター

」の鬼才ヨルゴス・ランティモス最新作。外科医と家族によるドロドロサスペンスらしい。出演はコリン・ファレル、ニコール・キッドマン。ランティモスといえば、謎のダンスシーンが劇中に入るが、今回は果たして…

13.A GENTLE CREATURE
監督:セルゲイ・ロゾニッツァ

ウクライナの映画監督による作品。日本では無名だが、意外と世界の賞レースに顔を出している。

14.JUPITER’S MOON
監督:コーネル・ルンドムッツォ
「ホワイト・ゴッド 少女とイヌの狂詩曲」のコーネル・ルンドムッツォ最新作。実は「Delta」でコンペ入りを果たしたことがあるので2度目のコンペ入り。

15.L’AMANT DOUBLE
監督:フランソワ・オゾン

心が壊れた女性クロエが心理療法を試すうちに、もう一つのアイデンティティが現れるサスペンス(?)フランソワ・オゾンはあまり外れがないので、これまた一定ラインは超えてくるでしょう。

16.YOU WERE NEVER REALLY HERE
監督:リューン・ランセイ
性的人身売買の現場から少女を救おうと、ベテラン軍人が奮闘する。

17.GOOD TIME
監督:サフディ兄弟
2014年東京国際映画祭にて最高賞(「神様なんかくそくらえ」)を受賞したサフディ兄弟初カンヌ国際映画祭コンペ入り!

18.NELYU BOV(LOVELESS)
監督:アンドレイ・ズギャビンツェフ
父、帰る

」「裁かれるは善人のみ」のズギャビンツェフ最新作。離婚した夫婦が、息子の失踪をきっかけに絆を再確認する内容。

19.THE SQUARE
監督:リューベン・オストルンド
フレンチアルプスで起きたこと

」の鬼才オストルンド最新作。
美術館が新しい展示のためにPR会社を使うのだが、思わぬ展開になっていくという内容。

→NEXT:ある視点部門

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