最も為にならない教育実習物語
ブンブンは2016/05/23(月)~
2016/06/11(土)までの3週間母校で教育実習をしてきました。
教科は皆さんご存じ「情報科」ですw
さて、今回はブンブンの教育実習体験記をまるごと丸裸にしていこうと思うのですが、最初に謝っておきます。
…参考になりませんw
よくググると出てくる、壮絶な想い出は一切ありません。
大抵教育実習は毎日夜中まで残ることで有名ですが、ブンブンは毎日17:30、最短記録で15:30に帰っていたぐらいナメタ教育実習を行っていました。なので、為になる教育実習体験記を読みたければ下記の記事を読むことをオススメします。本当に良いことが書いてあります。
[blogcard url=”http://www.proof0309.com/entry/kugyou”]
今回は、担当教員、授業、クラスの3つの側面から当時の実習体験について語ります。
担当教員とはドライな関係
ブンブンは母校で教育実習を行ったので、情報科の担当教員とは知り合いでした。Facebookでも繋がっています。しかしながら、2016年1月の時点で教職と就活の両立は難しいと考え、FB上で「ブンブン教職辞めるってよ!」という宣言文を出していました。
しかし、キャリアデザインの授業の先生に「ブンブンは教職をやるべきだ!5月までに就活を終わらせればいいだろ!」と言われ、続けることにしたのです。(言っておきますが、先生や親に言われても、教職と就活の両立はやらない方がいいです。
)なので、ブンブンは先生志望度の低いことが知れ渡っていたのか、基本的に塩対応でしたw
というよりも、ブンブンは高校時代からならず者面倒くさい人だったので、臭いものには蓋をしろ感覚で、放置プレイでしたw
(逆にそれがありがたかったのですが…)
ということなので、ブンブンと担当教員の間にはドライな関係が最期まで続きました。一般的に、教育実習生は朝の立ち番とか雑務をやらされるそうなのですが、ブンブンはホームルームと授業のみを任され、朝の立ち番等の雑務は一切任されませんでしたw呑みとかも当然ありません。担当教員はライフ・ワーク・バランスを大事にしているので、基本的に17:30には帰ってしまいます。なんて良い環境なんだと思いました。
楽すぎる実習
ということなので、総て放置主義。
ホームルームも2日目から一人で受け持ち、指導案も淡々と作り、適当な頃合いで他の実習生の授業を見物しにいきました。
↑ブンブンの授業スケジュール。プレゼンの授業は観るだけなので、他の教科の2~3分の1程度です。
そして、情報の先生陣は皆17:30に帰るので、他の教育実習生が毎日夜の8時ぐらいまで居残っている(社会科は夜の10時ぐらいまで残っていたようです)のに対し、ブンブンは毎日17:30には帰ってましたw
「デッドプール」初日
は16:00に「ほなさいなら!」と帰宅、映画館に向かっている酷い実習生でした。
残業したのは、3週間の中で3日のみ。1日は実践授業に向けた教材作り。残り2日は、社会科の先生から依頼を受けた「模擬選挙ビデオ」の製作というものでした。この残業は社会科の先生から、お菓子や夕食が支給されたり、
近くの学校にロケ敢行。カメラを使わせてくれたりと、非常に楽しかったです!(これはほぼ趣味のレベル)
こんだけ、定時帰りしていたら、他の実習生に恨まれると思うじゃないですか?それが一切、暗殺の一つもありませんでした。
というのも、他の教育実習生は控え室という名の空き部屋に集合していたのですが、ブンブンはの控え室はパソコン室という特別な場所を与えられていたのです。しかもパソコンは使い放題。なので、早帰りしても他の実習生にはバレないのだ!しかも、例えバレたとしても、教育実習に来る人って、人間が出来ている人、ブンブンのようにゲスの極みな人は0なので、恨まれることはありませんでした。
何よりも、こんなに酷い実習ライフを送っているブンブンですが、授業だけは誰にも負けないハイクオリティなものを用意したので、授業を観た人は何も言えなくさせたことが大きい部分と言えよう。
実習日誌
教育実習期間は毎日、実習日誌というものを書かないといけません。ブンブンのように毎日1000字以上ブログ記事を書いている人なら楽勝だが、文章を書くことが苦手な人は辛そうでした。毎日先生からのコメントが来るのでそれを踏まえて改善していきます。授業面とホームルーム面両方書かないと怒られましたw
↑実習が終わっても、学校に提出する総括レポートを書かなくてはなりません。2000字で自分で設定したテーマについて論じないといけない。ブンブンは「情報科における小話」について書きました。
授業を観て
教育実習前半は、担当教員の授業を観るのがほとんどを占めます。
大抵の学校は、立ち見で授業見学をするのですが、ブンブンの情報科は椅子が提供されました…ほんと他の実習生に申し訳ないです。
塩対応テキトーな感じの情報科ですが、先生の授業を観て、スゲーなと鳥肌が立ちました。
「広告分析」の2時間連続授業を観た。1コマ目は、CMとはマーケティングとは何かについての講義、2コマ目でauのCMを用いたグループワークを行うという内容。1コマ目で、衝撃を受けたことが50分のなかで30個以上の小話をしていたのである。(通常50分で0~5個ぐらい。)
つまり1分30秒雑談を30個展開させて、尚且つ穴埋めシートを総て埋め、授業として成立させているのだ!
例えば、広瀬すずのシーブリーズのCMや綾鷹のCMからターゲットを分析したり、ガリガリ君コーンポタージュ味等の新商品は静岡でまず売られて、ヒットした商品が全国で売られる話など、まあ小話が尽きないこと。しかも、クラスによって話す小話が違うのだ!
本当に担当教員マジリスペクトでした。ってことで、ブンブンも沢山小話を用意し、50分の授業でクラス平均15個の話をしました。(詳しい話はまた今度)
↑ブンブンも教材を作ったよ
↑指導案も作ったよ
でも、毎回同じ話、しかも授業時間ぴったりに終わってしまい、「もうちょっとクラスによって変えたら? 予定調和は授業として甘い!」とドヤされました。指摘が的確すぎてブンブンの授業はドンドン熱くなりましたよ♪
ホームルーム
ブンブンは高校1年生の「社会と授業」6クラスを担当、たまに高校2~3年の選択授業「プレゼン」の授業に顔を出していたぐらい。
なので、ホームルームクラスで受け持った高校2年生とは朝の会と帰りの会のたった20分でしか関われませんでした。
生徒とのコミュニケーションを図るべく、毎日帰りの会で小話をしました。例えば、ブンブンの映画の知識を活かして「男子必見少女漫画映画の魅力」について語りました。
実際に「オオカミ少女と黒王子
」を例にPRしたら、次の日に男子生徒が「先生!今日観てきます!」と駆け寄ってきて嬉しかったぞww
ブンブンの独裁国家で担当教員は実習中ほとんどHRに来なかったので、自由におはなしでき、生徒との信頼関係が構築されました。
最後に
このようにナメくさった教育実習を送ったブンブンですが、実習と就活の面接が重なり9社落としています。特に旅行会社は融通が利かないのでこの時点で全滅しました。
また、こんな楽実習でも2週目は体力的疲れが出てきました。
なので、これから教育実習行く人は覚悟した方が良い。ってか、ただ資格欲しいだけの人はマジで辞めて就活に専念したほうが良いですよ。
もし両立するならば、就活の面接で「何故就職活動もしているのか?」という質問には100%答えられるようにしておきましょう!
おまけ:ブンブンは何故先生に
ならなかったか?
ブンブンは民間企業に最終的に就職が決まりました。教員採用試験は1校も受けてません。
理由は、「部活等の雑務が多すぎる」ことにあります。
正直教えるのは好きだし、生徒と触れ合うのも好きだ。昔からグループワークでリーダーとなり牛耳るのが好きだったのもあって教師は向いていると思ったのだが、部活を受け持たないといけない日本の教育実態に不満を覚えたからだ。
フランスでは部活を外部のコミュニティに任せ、教師は教えることに全力を注げる環境になっている。何故、教師が部活動を受け持たなきゃいけないのか疑問でしょうがなかったのだ。なので、教育実習中こっそりChange.orgの「部活がブラックすぎて倒れそう… 教師に部活の顧問をする・しないの選択権を下さい!」に署名したりしてました…ゲスですね~
[blogcard url=”https://www.change.org/p/%E9%83%A8%E6%B4%BB%E3%81%8C%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%99%E3%81%8E%E3%81%A6%E5%80%92%E3%82%8C%E3%81%9D%E3%81%86-%E6%95%99%E5%B8%AB%E3%81%AB%E9%83%A8%E6%B4%BB%E5%8B%95%E3%81%AE%E9%A1%A7%E5%95%8F%E3%82%92%E3%81%99%E3%82%8B-%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E9%81%B8%E6%8A%9E%E6%A8%A9%E3%82%92%E4%B8%8B%E3%81%95%E3%81%84”]
なのでブンブンは総合的に高校教諭に向いてないと判断し諦めました。その分、この教育実習でプレゼンスキルとリーダーシップ能力を
養いましたよ。
※教育実習の単位はBでした。Cを取ると大学窓口に呼び出されるので危なかった…
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