バイオハザード:ザ・ファイナル(2016)
Resident Evil: Final Chapter(2016)
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、
ローラetc
評価:30点
もはやゾンビ映画の欠片もなくなって
しまった「バイオハザード」シリーズ。
毎回事件が解決しないのは
ご愛敬!
「ザ・マスター」
「インヒアレント・ヴァイス
」
の彼と同様毎回裏切らない(酷い意味で)
作品を作っているのだが、
今回ついに最終章ができたとのこと。
というわけで実際に観てみた。
「バイオハザード:
ザ・ファイナル」あらすじ
ワシントンDCで再び目を覚ましたアリスは、抗ウイルス剤があると言われる
ラクーンシティーのハイブを目指す…
壮大な茶番に爆笑!
最終章だからって、最初から
やけくそ、まるで小中学生が
考えたような絵面が
並べられているだけの映画でしたww
驚かし方も「ブレアウィッチ」同様、
「わっ」と飛び出てくるのワンパターン。
アクションも、シチュエーションだけで
とにかく見辛い。
しかし、もう「バイオハザード」シリーズ
だからブンブンあきらめの境地である。
楽しんだものがちである。
ってことで心の中で
ツッコミながら観たのだが、
あまりにツッコミどころが
多すぎて発声上映してほしい
程でした。
時間の使い方がおかしい
まず、本作はタイムリミットを
ことごとく使いこなせていない。
「48時間以内に抗ウイルス剤を
散布しろ」とワシントンの研究所に
いたレッド・クイーンから告げられた
アリスは、腕の時計にタイマーを
セットしている。
しかし、最初の移動だけで
36時間ぐらい使っているのだ。
そりゃワシントンDCから
バイクや戦車で向かったらねぇ
かかるけどよ~
そして残り12時間、
アリスは「時間がない」と
言うのに、何故か
廃墟ビルにいた人と
半日待って、
道中置いてきたゾンビ集団を迎え撃とうと
するのだ。しかも籠城戦で。
とっととハイブに行こうよw
しかもハイブにようやくたどり着いた
頃には残り36分。
広大で複雑な地形なので、
走ってもハイブの最深部まで
行って地上に戻ってくるのは
不可能なはずだ。
そして現に一つ一つの
トラップや刺客に5分以上
時間を費やしているのに、
タイマーは2分ぐらいしか
経過していないのだ。
あれっつとっくに
タイムオーバーじゃないの?
と思っても、時間通りに
任務が遂行されます。
名作からぱくりすぎ!
何故か本作は吹っ切れたのか、
もうヴィジュアルがパクリを
極めている。
ラクーンシティーへ向かう道中や
籠城戦は「マッド・マックス」
シリーズを思わせる。
また、ハイブでのあるシーンは、
「CUBE」や「エイリアン」そのものの
構図だ。
おまけにラストバトルでは、
「マトリックス」になっている。
アンダーソンよ…誇りはないのか?
最後に…
正直、酷すぎる。
しかも、
「再起動」「新始動」「ジ・エンド」
みたいな題で続編が出来そうな
終わり方をしているセコさもある。
しかし、ここまで吹っ切れると
楽しかったりする。
ローラも映画になじんでいたので
悪くはなかった。
デートで行くにはぴったりの作品でしたよ。
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