教職と就活は両立しない
方がいい10の理由
大学三年性の方は本格的に
就職活動が始まりつつあろう、
冬のインターンシップが
開催されたり、
外資やベンチャー企業では
すでに選考が始まって
いたりする。
そんな中で、
教職過程を取っている方は
非常に困った時期になっている
であろう。
というのも、
2018卒は今年と同様に
6月面接解禁。
つまり、教職過程を
取っている方の多くが、
教育実習と時期が
被ってしまっているのだ。
実はブンブン、2017/5/23(月)~
2017/6/11(土)まで
情報科の教育実習に
行っていました。
正直言って、
教員になる予定がない人や
資格ハンターは
教職と就活は両立
しない方がいい。
生半可な気持ちで
挑むとマジで死にます。
今日は10のポイントから
その話をしていきます。
もくじ
ポイント1:
実習期間中は就活ほぼ不可能
教育実習は、基本的に
就活はできません。
教育実習中は生徒第一なので、
あなたの授業を
振り替えたり、休みに
するだけで担当教官に
大きな負担を掛けます。
テストにおいて
他クラスとの不平等も
生じたりするし、
なにより、
担当教員は
あなたが教師になるために
忙しい時間を削りに削って
構ってあげているので、
実習期間中は
就活は頭から忘れた方がいい。
ポイント2:
旅行会社は全滅
教育実習期間中は、
就活はできないのだが、
平気で企業の面接が
重なってくる。
何故ならば、6月は
経団連が面接解禁を
宣言し正々堂々と
企業が採用活動できる
からだ。
そして、企業は
基本的にあなたの
学業になんか
一切興味ありません。
大手企業、
特に旅行会社に関しては、
集団面接をこの時期に
行うので、
面接日を変更して欲しい
と電話で懇願しても、
「諦めてください」と
一喝されて終わりである。
基本的に企業は、
優秀な人をうっかり
採用し損ねるよりも、
使えない人を採用しない
点に重きを置いているため、
あなた一人ぐらいどうでも
いいのだ。
ブンブンは実際に
旅行会社のESやWebテスト
大抵通っていたにも関わらず、
全て教育実習期間と
面接日が重なった。
また電話で懇願して、
全ての旅行会社から
「諦めてください」
と言われた。
つまり、教育実習と
就活を両立することで、
あなたの持ち駒を
全て失う恐れが
あるのだ。
ポイント3:
授業するだけでも大変
さて、今度は授業面だ。
教育実習をすると、
あなたが中高時代で
受けてきた、
そして寝てたり
内職して時間を
潰してきた授業が
いかに手間暇かけて
作られていることが
よくわかる。
授業の設計図とも言える
授業指導案も、
出しても出しても
担当教官から再提出を
求められたり、
一人で模擬授業を
何度もしないといけない。
それでもって、
いざ授業をしてみると、
声が遠くまで届かず、
頑張るあまりに、
のどが枯れたり、
ずっと立ちっぱで
授業や授業見学を
行うため筋肉痛に
なったりする。
ポイント4:
人間関係で悩む
さらに教育実習生は、
学生であり教師でもあるので、
教員や生徒との関係作りに
悩まされる人も少なくない。
言葉遣い一つ一つとっても
ツッコまれたり、
またA先生はOKといっても、
B先生はダメだと言われる
矛盾も発生したりする。
あなたのコミュニケーション
能力が試されます。
ポイント5:
クラスを統治する難しさ
通常、教育実習をすると、
担当授業だけではなく、
ホームルームクラスを
持たされます。
ブンブンの場合は、
教育実習2日目にして、
「ほな、あとは任せた」
と一人でクラスの
切り盛りを任されました。
ブンブンはたまたま、
おとなしい生徒ばかりの
クラスで苦労は
しなかったのですが、
人によっては荒れている
クラスにあてがわれ
大変だと聞く。
また、楽なクラスでも、
提出物を締め切りまでに
全員から回収するのは
困難を極めます。
特に親からサインや
感想を貰ってくる
タイプの提出物を
回収するのは
相当辛抱強く
生徒と向き合わなくては
なりません。
ポイント6:
休日はないと思え
最近は脱ゆとりという
動きもあり、
土曜日に学校が
あるケースも少なく
ありません。
ブンブンの行った学校でも
土曜日に授業があり、
普通に実習しました。
また、日曜日には指導案や
授業準備、教材研究など
残ったタスクを処理する
必要があり大変です。
尚私が担当した
情報科は、基本的に
授業数が少ない
関係もあり、
毎日17:30には業務が
終了、部活動を観に
行ったりできたのですが、
英語科、社会科の人は
毎日朝8時から夜の10時
くらいまで学校で
タスクをこなし、
睡眠時間は平均3時間
ぐらいだったようです。
その点、学校にも
よるかもしれないが、
情報科は良心的なのかもしれない。
結局ブンブンが残業したのは
3週間うち、3日程。
それも2日は、
社会科の先生に頼まれて
授業用の動画編集を
作る為に居残った
ぐらいだ。
ポイント7:
秋の実習はあまりない
では、秋学期に教育実習を
すればいいのでは?
と考える人も多いかもしれないが、
意外と秋学期に
募集しているところは少なかったりする。
実際に教職授業の先生に
尋ねたところ、
秋学期は文化祭や
修学旅行等の
大きく、そして
面倒くさい行事が多かったり、
学生間の人間関係が変化し、
荒れる可能性が高いから
教育実習生を受け入れるのを
ためらう傾向があるとのこと。
ポイント8:
教員免許にもある有効期限
今の教員免許には10年という
有効期限があります。
有効期限切れ3年以内になると、
大学で更新のために
授業を受けなければならないのだが、
これが大学の単位並みに多く、
社会人が時間を見つけて
受講するのは非常に
困難だとのこと。
現役教員ですら、
「授業数多過ぎでしょう」
と言っているぐらいだ。
なので、教員になるつもりのない
単純な資格ハンターには
膨大な時間と労力を
無駄にしているといっても
過言ではない。
ポイント9:
7月まで就活を
行う辛さ
ブンブンの時の
教育実習生は全部で
15名程いたが、
全員実習終了時に
内定を所持していなかった。
そんな彼らを待ち受けるのは、
サークルやゼミ生が
内定ゲットし浮かれている
姿だ。
周りが就活から釈放されているのに、
自分だけ釈放されていない苦悩、
7月の猛暑の中、電車の中で
リクルートスーツを着る
羞恥心との闘いに
教職でメンタル鍛えられた
ブンブンですら何度も
追い詰められました。
ポイント10:
結局教員になれるのは
ごく一部
教員免許を持っているから
全員が教員になれるわけではない。
教員採用試験で、
筆記試験と模擬授業試験の2つで
合格しなければ採用されないのだ。
実際に、教員試験を受けている
友だちでも平気で落とされる
世界。正直、就活のWebテスト
なんて臍で茶を沸かす程だ。
最後に…
このように、
教育実習と就活を両立させることは
生半可な気持ちではできない。
ブンブンが進路相談した
先生の中には、
自分の可能性を狭めない為にも
両立すべきだと仰る方もいるが、
万人にはオススメしない。
確かに、教育実習を
成功させたことで
メンタルや世代間を超えた
コミュニケーションスキルは
養われた。また、今まで
苦手だった、人の名前と顔を
一致させることも少しは
できるようになったし、
何よりもプレゼンスキル
が飛躍的に伸びた。
得るものは大きかったが、
あまりに就活が
キツすぎて自殺しようと
考えるほど追い詰められたのも
事実である。
もう一度改めて言うが、
教職と就活の両立は
生半可な気持ちではできない。
持ち駒を全て失っても
めげずに自分の進路を
開拓し続けられる意志が
ある人だけが済せる業
だということを考えて
から決断してください。
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