「サンタクロースの眼は青い」リア充爆発しろ男子にオススメなクリスマス映画

サンタクロースの眼は青い(1963)
Le Pere Noel a
les yeux bleus(1963)

監督:ジャン・ユスターシュ
出演:ジャン=ピエール・レオ,
ルネ・ジルソンetc

評価:70点

時は師走、ブンブンのように
プロの独身やっている人には
辛い季節。
性…いや聖なる数週間
クリスマスがやってきました。

街中ではクリスマスツリー
が飾られ、イルミネーション
で恍惚とした空間を
カップルが大名行列が
ごとく闊歩する
姿が見られる。

ぼっちには視線の
恐怖と闘う季節
となってきたのだが、
この度、TSUTAYA渋谷店
そんなぼっちにオススメな
フランス映画
「サンタクロースの眼は青い」
を見つけたので紹介します。

「サンタクロースの眼は青い」あらすじ

「ママと娼婦」で有名な
最後のヌーヴェル・ヴァーグ作家
ジャン・ユスターシュの短編映画。

貧乏な青年ダニエルは
ダッフルコートを買うために
サンタの服を着て街頭に
立つバイトをする…

サンタバイトは辛いよ…

これほど、冬のぼっちクリスマスの
辛さを代弁してくれた作品はない。

冬の寒空の中、
サンタのコスプレをして
街ゆく人々に
声をかけて写真を撮る。
そして手数料をゲットするバイト。

ダッフルコートを買うという
些細な夢を叶えるために、
サンタさんという夢を売る
哀しさ。

しかも、地元でバイトしている
だけに知り合いとよく遭遇する。
相手は分からずとも、
自分は分かる。
そしてリア充している
相手を見て心をえぐられるのだ。

そう、本作は
クリスマスに辛酸を
舐める男の生き様を
観てシンパシーを
抱く作品なのだ。

乾いたモノクロ描写。
画面の外まで、
気温5度くらいの
冷気を感じさせる
哀しさ、よく映画化
したなーと感心しました。

VHSには「わるい仲間」もついているぞ!

TSUTAYA渋谷店で
借りたVHSには
「サンタクロースの
眼は青い」の他に
「わるい仲間(1963)」
ついていました。

これもまた陰鬱な作品で。
パリのピガール広場周辺で、
若者二人が女を
ナンパし、社交場に
連れ込むのだが、
結局女を誰一人
モノに出来ず
立ち去るという話。

意外と映画の中での
ダンスホールやクラブ
シーンはどんな奴も
女をものにできるのが
定石ではあるが、
本作はとことん、
ダメダメ、
退廃しかないので、
いたくていたくてたまりません。

もし、TSUTAYA渋谷店で
年末の陰惨さを堪能したかったら
「サンタクロースの眼は青い」
と「わるい仲間」二本立て
VHSを借りることオススメ
します。

こんなサンタクロース映画もあるよ☆

↑「サタン・クロース(Santa’s Slay,2005)」

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