第69回カンヌ国際映画祭受賞結果
もくじ
- 1 パルム・ドール:I, Daniel Blake
- 2 グランプリ:Juste la fin du monde
- 3 監督賞その1: オリヴィエ・アサイヤス
- 4 監督賞その2: クリスチャン・ムンジウ
- 5 脚本賞: アスガル・ファルファディ
- 6 男優賞:シャハブ・ホセイニ (THE SALESMAN)
- 7 女優賞:Jclyn Jose(Ma’Rosa)
- 8 審査員賞:American Honey
- 9 エキュメニカル審査員賞 スペシャル・メンションその1: American Honey
- 10 エキュメニカル審査員賞 スペシャル・メンションその2: :I, Daniel Blake
- 11 エキュメニカル審査員賞: Juste La Fin du Monde
- 12 国際批評家連盟賞: TONI ERDMANN
- 13 カンヌ・サウンドトラック賞 音楽スーパーバイザー賞: ブリュノ・デュモン(Ma Loute)
- 14 名誉パルムドール
パルム・ドール:I, Daniel Blake
ケン・ローチ渾身の新作が受賞。Screen International
高評価の「PATERSON」も「ELLE」
も受賞ならず。
ケン・ローチはこれで
「麦の穂をゆらす風」に引き続き
2度目のパルムドールを受賞。
グランプリ:Juste la fin du monde
すげーーーーーーーーー!大炎上したドランが
無事受賞!うれしいぞ!
監督賞その1:
オリヴィエ・アサイヤス
オリヴィエ・アサイヤスの新境地!「Personal Shopper」
監督賞その2:
クリスチャン・ムンジウ
ムンジウさんの「Baccalauréat」が受賞。
彼は安定して凄い映画作るなー
脚本賞:
アスガル・ファルファディ
↑「SALESMAN」「THE LAST FACE」の大炎上と
「ELLE」の大絶賛に紛れて
ホントウに上映されたのか
不安だったが、
イラン映画はやはり強かった!
ドランとは違い、
小説の映画化でも
高評価!
男優賞:シャハブ・ホセイニ
(THE SALESMAN)
イラン映画の新鋭
アスガル・ファルファディ
が古典名作「セールスマンの死」
にインスパイアされて作った
作品。主演の男優さんが受賞。
女優賞:Jclyn Jose(Ma’Rosa)
フィリピン映画がイザベル・ユペールや
ドイツ映画「TONI ERDMANN」
の女優を倒す。
授賞式でJoseさんが
泣いていたのも納得。
審査員賞:American Honey
監督:アンドレア・アーノルド
アンドレア・アーノルドの作品。
家出した若者が雑誌販売のグループに
混ざり旅するロードムービー。
「あの頃ペニーレインと」に
通じそうな作品だ。
エキュメニカル審査員賞
スペシャル・メンションその1:
American Honey
エキュメニカル賞とは
キリスト教徒の映画関係者に
よる賞。日本人にはわかりにくいが、
他民族性をアピールする賞だ。
エキュメニカル審査員賞
スペシャル・メンションその2:
:I, Daniel Blake
ケン・ローチが引退を撤回して
制作した作品。
病気を患った大工が
国の福祉に頼る
羽目になる作品。
ケン・ローチお得意の
重い労働者階級の苦悩ものである。
エキュメニカル審査員賞:
Juste La Fin du Monde
Screen Internationalの
批評家に苛められたドランですが、
ショーン・ペンが大炎上を
やらかしたせいか、なんとか
賞を獲ったぞ!
やはり、戯曲の映画化は
批評家のドS心くすぐるから
取り扱い危険な模様。
でもよかった(*^_^*)
国際批評家連盟賞:
TONI ERDMANN
今回のカンヌ映画祭で一番絶賛されたドイツ映画。
意外とカンヌ映画祭は
ドイツ映画がフィーチャー
されることが少ないので
びっくりだ。
やはりキャリア的に
パルムドールは無理だったか…
カンヌ・サウンドトラック賞
音楽スーパーバイザー賞:
ブリュノ・デュモン(Ma Loute)
ブルーノ・デュモンの「プティ・カンカン」寄りゲテモノ映画が
サントラ賞を受賞!
名誉パルムドール
ジャン=ピエール・レオ
「大人は判ってくれない」でデビュー。
トリュフォーの分身として活躍。
ゴダールやベルトルッチに
引っ張りだことなった
ヨーロッパ代表のアート系役者だ。
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