“Ç”【速報】第69回カンヌ国際映画祭受賞結果パルムドールは「I,Daniel Blake」ケン・ローチ渾身の新作

第69回カンヌ国際映画祭受賞結果

パルム・ドール:I, Daniel Blake

ケン・ローチ渾身の新作が
受賞。Screen International
高評価の「PATERSON」も「ELLE」
も受賞ならず。
ケン・ローチはこれで
「麦の穂をゆらす風」に引き続き
2度目のパルムドールを受賞。

グランプリ:Juste la fin du monde

すげーーーーーーーーー!
大炎上したドランが
無事受賞!うれしいぞ!

監督賞その1:
オリヴィエ・アサイヤス

オリヴィエ・アサイヤスの新境地!
「Personal Shopper」

監督賞その2:
クリスチャン・ムンジウ

ムンジウさんの「Baccalauréat」
が受賞。
彼は安定して凄い映画作るなー

脚本賞:
アスガル・ファルファディ

↑「SALESMAN」
「THE LAST FACE」の大炎上と
「ELLE」の大絶賛に紛れて
ホントウに上映されたのか
不安だったが、
イラン映画はやはり強かった!
ドランとは違い、
小説の映画化でも
高評価!

男優賞:シャハブ・ホセイニ
(THE SALESMAN)

イラン映画の新鋭
アスガル・ファルファディ
が古典名作「セールスマンの死」
にインスパイアされて作った
作品。主演の男優さんが受賞。

女優賞:Jclyn Jose(Ma’Rosa)

フィリピン映画が
イザベル・ユペールや
ドイツ映画「TONI ERDMANN」
の女優を倒す。
授賞式でJoseさんが
泣いていたのも納得。

審査員賞:American Honey

監督:アンドレア・アーノルド

「フィッシュ・タンク」で一躍有名になった
アンドレア・アーノルドの作品。
家出した若者が雑誌販売のグループに
混ざり旅するロードムービー。
「あの頃ペニーレインと」に
通じそうな作品だ。

エキュメニカル審査員賞
スペシャル・メンションその1:
American Honey

エキュメニカル賞とは
キリスト教徒の映画関係者に
よる賞。日本人にはわかりにくいが、
他民族性をアピールする賞だ。

エキュメニカル審査員賞
スペシャル・メンションその2:
:I, Daniel Blake

ケン・ローチが引退を撤回して
制作した作品。
病気を患った大工が
国の福祉に頼る
羽目になる作品。

ケン・ローチお得意の
重い労働者階級の苦悩ものである。

エキュメニカル審査員賞:
Juste La Fin du Monde

Screen Internationalの
批評家に苛められたドランですが、
ショーン・ペンが大炎上を
やらかしたせいか、なんとか
賞を獲ったぞ!
やはり、戯曲の映画化は
批評家のドS心くすぐるから
取り扱い危険な模様。
でもよかった(*^_^*)

国際批評家連盟賞:
TONI ERDMANN

今回のカンヌ映画祭で一番絶賛
されたドイツ映画。
意外とカンヌ映画祭は
ドイツ映画がフィーチャー
されることが少ないので
びっくりだ。
やはりキャリア的に
パルムドールは無理だったか…

カンヌ・サウンドトラック賞
音楽スーパーバイザー賞:
ブリュノ・デュモン(Ma Loute)

ブルーノ・デュモンの
「プティ・カンカン」寄りゲテモノ映画が
サントラ賞を受賞!

名誉パルムドール

ジャン=ピエール・レオ
「大人は判ってくれない」でデビュー。
トリュフォーの分身として活躍。
ゴダールやベルトルッチに
引っ張りだことなった
ヨーロッパ代表のアート系役者だ。

→NEXT:ある視点部門

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