就職戦線異状なし
監督:金子修介
出演:織田裕二、的場浩司、坂上忍etc
評価:20点
シューカツだ!
当ブログの管理人も大学三年になり
就職活動に追われるようになった。
自分の中学・高校時代から大学の3年間
何を学んだのか、何を身につけたのかを
問いただす自己分析。
ジョハリの窓のごとく、自分の知らない領域を
知る他己分析。IT技術を活用しての
迅速な情報収集、四季報等の書籍を購入、
足を運んでOB訪問etcやることが多い。
毎日、映画を観ているブンブンも
真面目に就職活動をしているのだが、
先日TSUTAYA渋谷店で「就職戦線異状なし」という
変わったタイトルの作品を見つけたぞ!
早速レビューといこうじゃないか。
バブルな就活映画
今の大学生が観たら目玉が飛び出そうなぐらい、
変すぎる就活がそこにはあった。
マスコミサークルが「誰が何社内定を貰ったのか」で
競馬レースを繰り広げている。
大穴がないと面白くないと、織田裕二扮する
平気で遅刻する、履歴書の渡し方すらままならない
男を有名企業の一次選考に通過させるよう
マスコミサークルの人が画策する。
それに便乗して大企業の人々も
手を変え品を変え、織田裕二を振り回す。
エンドロールに我が法政大学の自主マスがクレジット
されているのだが、今の自主マスそんな感じじゃ
ないけどな~とかなりのジェネレーションギャップ
を感じますm(_ _)m
んで、無駄に意識だけ高く、何も改善しようとしない、
面接も就活本のテンプレート丸暗記で挑む
ダメ男が女達の裏工作でドンドン勝ち上がっていく
姿に正直腹が立ってきた。いくらイケメンでも、
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のジョーダン・ベルフォート
みたいにちっとは他人が見て納得がいく成果&努力を魅せて
欲しいものである。
資格を取っている場面がある為、後の愚行が少し許せるのだが、
今回の織田裕二はテンでダメ。
何もしていないのに内定を貰っている。
やはり、バブル時代なのかなと思ってしまう。
…しかし、就職活動をしている人は一見の価値ある作品だ。
経団連は8月に採用選考解禁から2017年度は6月解禁へと変更した。
しかし、裏では企業の積極的な青田買い、
内々定を出していたりするので早めの活動が大事だと
今一度確認できる。
また、他人の顔見て我が振り直せということわざが
あるように織田裕二扮するダメ就活生にツッコミを
入れながら観ることで自分の足りない部分が見えてくる。
そういった意味でいい、学習ビデオでした。
映画化決定!朝井リョウの直木賞受賞ホラー小説
「何者」はリアルだぞ!
なんと先日、東宝より「愛の渦」三浦大輔監督で映画化が
決まった(キャストは年明けに発表される模様)
朝井リョウの「何者」。
この小説がマジでリアルで就活生にとっては
ホラー以外の何物でも無い。
「就職戦線異状なし」の華やかさはなく、
現代っ子の冷めた感じを全力で投影している。
SNSや面接、そして本当の自分という3つの世界
で使い分ける「自分」に苦悩する場面、
本当は分かっているのだけれども臭いものには蓋をしろ
の如く目を背けてしまうダークな世界を
ナイフのように鋭い文章で読者に
突きつける感じ。これこそ今の就活生を反映している
と言える。故に、未読の方は是非読んでみよう。
そして、2016年秋に公開される本作を
楽しめるようにブンブンも就職活動を
頑張っていきますよ(*^_^*)
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