映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!
監督:高橋滋春&ウシロシンジ
声の出演:戸松遥、長澤まさみ、博多大吉、
博多華丸、武田鉄矢、堀ちえみetc
評価:30点
」といった重い作品から、
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒
」と
いったマニア映画、「劇場版 ガールズ&パンツァー
」
といった萌えアニメまで真面目に評論する
当ブログだが、去年残念だったことがある。
そう、「映画 妖怪ウォッチ」を留学につき
評論できなかったことだ。
ことなので、TOHOシネマズ西新井で
観てきました。
案の定ちびっこで賑わっており、
なんと「スター・ウォーズ」より
満席続出でしたw
妖怪版「世にも奇妙な物語」
妖怪ウォッチは事前情報によると、親御さんも楽しめるように、子どもにつきあえる
ように様々なオマージュやネタを仕込んでいる。
今回の場合、テイストからしてネタである。
黒めがねで不気味に各ストーリーのあらすじを語る…
うん、タモリの「世にも奇妙な物語」だね~
他にも、エンドロールになかったから
パロディなんだけれど「デーモンオクレ」という
妖怪…デーモン小暮だよねw
声優も、武田鉄矢や長澤まさみを起用し
親御さんも耐えうる作品にしようと
しているが…どうも私はこの
大量生産大量消費の産物映画に好感が持てない。
まず、映画というものは1つの物語を楽しむものである。
確かにオムニバスってジャンルはあるが、
それは全体の流れに一貫性を持たせる必要があり、
一つでも酷い話があったら作品全体のクオリティを
下げかねる非常に難しいジャンルである。
どうもそのところを理解していない。
たかだか90分の作品に5つも別々の話を入れており、
数撃てば当たる戦法を行っている。
映画という長時間椅子に座って
作品と向き合う本来の楽しみ方を
真っ向から無視した作品であり、
子どもの集中力の低下を助長するものに
しかならない。
確かに、子ども向け作品における前座は
子どもを物語に引き込むために必要だと思う。
ポケモンだってディズニーだってあるじゃん。
しかし、「プリキュア」もそうだが3つ以上
ストーリーを展開させることは各話における
質の低下につながる。
実質、本作だと各話90÷5=18分ぐらいだ。
最初の、ケイタくんが妖怪になる話。
もっと「フウ2」の能力を堀下げることで、
「普通」の良さが浮き彫りにできた筈だ。
これでは、テストの点数が悪いのも
妖怪のせい。親に反抗のそぶりを見せる、
学校をサボることが美徳に見えてしまう。
妖怪が子育てをする話や
サンタクロースの話、
折角ネタ的にはベタだが、
作り込み甲斐のある面白い話題なのに
勝手に事件が解決されて、
カタルシスすら生まない。
残念話5本作るなら1本、ないし2本に
まとめるべきである。
とは言っても、「プラダを着た悪魔」的
エピソードは子どもには分かりにくい
内容だとは思うがスマートだと感じた。
オトナになり妖怪が見えなくなった女の子が、
ファッション業界でいじわるな上司に
こきを使われる。妖怪たちがココは!と
手伝うが失敗ばかり。そして女の子は
見えないはずの妖怪にメッセージを伝える。
あのラストのワイルドすぎる決断には、
「もったいない」と思わせられたが、
大学のキャリアモデル・ビデオのような
ストーリー、しっかりとした脚本捌きには
驚きました。
まあ、ブンブンはもし子どもを映画館に
連れて行くなら「I LOVE スヌーピー
」だな♡
↓「ようかい体操」貼っておくw
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