「キャノンボール」(The Cannonball Run)
監督:ハル・ニーダム
出演:バート・レイノルズ、ジャッキー・チェン、
ロジャー・ムーア、ファラ・フォーセットetc
評価:75点
来月は遂に、ダニエル・クレイグ
ジェームズ・ボンド引退が囁かれる
集大成「007/スペクター」公開ですね~
前作「007/スカイフォール」で原点回帰する
と予告されていた為か、予告編の時点で
ボンドカーにコミカル要素が追加されており、
クレイグ・ボンド映画の深遠なるシリアス
ドラマから一つ垢抜けた感じが見受けられる。
さて話を本題に戻そう。
3代目ジェームズ・ボンドことロジャー・ムーア
がジャッキー・チェンと共演した
作品をご存じだろうか?
そう日本が誇る伝説的AV
「テレクラキャノンボール」にも
影響を与えた「キャノンボール」である。
ブルース・リー映画や「片腕ドラゴン」など
名作を生み出している香港ゴールデン・ハーベスト社
が20世紀フォックスと共同で制作した
異色のカーアクション映画を観ていくとしよう。
カンフー、レース、秘密兵器、
お色下…嗚呼男のロマン
本作は、男の子が大好きなものをてんこ盛りにしたラーメン二郎映画である。
北アメリカ大陸を市販車で横断し速さを競う
非公認レースをモチーフにしたとは書いてあるが、
もはや参加者、参加車の時点でカオスである。
車はスポーツカーから救急車まで、
仕舞いにはフェラーリに乗った神父やら
ボンドカーまで登場するのだ!
参加者は何故か、3代目ジェームズ・ボンド:
ロジャー・ムーア、ジャッキー・チェンに
Mr.Boo!、セックス・シンボルの
ファラ・フォーセットや底抜けコンビの相方
ディーン・マーティンまで
当時の大御所を沢山連れてきたぞ!
しかも、みんな大御所だから、
それぞれに魅せどころがある。
ロジャー・ムーアに関しては
おもむろにボンド映画っぽいBGMに
合わせて老婆に銃を突きつける
シーンや、ボンドカーのギミックを
紹介するシーンがある。
ジャッキー・チェンに関しては、
チンピラとカンフーバトルをするシーンがある。
セクシーガールたちのお色下むんむんシーンも
充実。もやは後半になるとストーリー
なんてどうでも好くなってくる。
目の保養、そして格好いいカーアクションに、
軽妙なギャグこれで大満足だ。
それに加え、今回は懐かしい昔の吹き替えで
観たのだが、今じゃネットで炎上しかねない
程の自由すぎる意訳にノスタルジーを
覚える。
なるほど、「テレクラキャノンボール」が
何故AV界でレースとセックスを合体させよと
思ったのかなんとなく分かったぞー
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