バック・トゥ・ザ・フューチャー
監督:ロバート・ゼメキス
出演:マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイドetc
評価:80点
今年は、何の年か知ってるかい?
そう、バック・トゥ・ザ・フューチャー」30周年!
そして、2015年10月(詳しい上陸日は明日解説します。)は
PARTⅡでドクとマーティンが未来にやってきた時期なのである(*^_^*)
映画ファンとしてテンションアゲアゲ!
池袋に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」カフェなんか
登場しお祭り状態である(*^_^*)
ってことで、今日から3日間。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズを
解説していくぞー
ざっくりBTTFを要約すると…
↑エイプリル・フールには続編の予告が出るほどのカルト的人気作じゃよ~
実はこのシリーズがやっていることは、
寅さんシリーズ同様ワンパターンだ!
タイムスリップしたマーティ少年が、
自分の母親と寝、
ジャイアンのようなビフと戦いつつ、
数日後なんとか元の時間に戻るって話だ。
だからマーティン少年は
1では過去のおかんと寝て、
2ではパラレルワールドで娼婦になったおかんと寝、
3ではおかんの先祖と寝る。
そして時空を超えてジャイアン格のビフと愉快な3人組と
熱い戦いを繰り広げるシステムになっている。
伏線がっつりのPARTⅠ
このシリーズ、全体的に話を
またがる伏線の使い方が非常に上手い。
そして、そのキレのある伏線の原点はPARTⅠ
にある。例えば、前半のシーン。
マーティが恋人ジェニファー
とキスしようとすると、
募金おばさんに邪魔されて
キス失敗に終わる。
それだけのシーンと思いきや、
1955年のドクが雷発生時期を割り出す
為に、募金おばさんから貰った
紙が役に立つ。
他にも、ビフ一味に黒人バンドのトランクにマーティンが
詰められ、ギタリストが手を怪我してまで助ける。
一旦、怪我のシーンをスルーして描き、
後でマーティがギターを弾くはめになる。
しかも、冒頭で主題歌「パワー・オブ・ラヴ」
を手がけたヒューイ・ルイスに怒られた
ジミヘンさながらのギター裁きを披露する
に至る2重の伏線を展開してたりするからすごい!
音楽の使い方が素晴らしい!
「トップガン」や「フラッシュダンス」を始め、
1980年代の娯楽映画はミュージックビデオを
意識した手法が使われている。
ロックやポップスをラーメン二郎のように
メガ盛り提供するのだが、その音楽の
組み合わせがナイスだったりする。
もちろん、本作も例外ではない。
アラン・シルヴェストリの以後何度
テレビのBGMとして使われただろう
傑作スコアを始め、
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
の名曲、そしてチャック・ベリーの
「ジョニー・B・グッド」まで飛び出す!
いいね~
細かく大がかりな撮影
オレのオヤジが10年前に買ってきたDVD-BOX
の特別映像には驚くべき撮影技法が語られていた。
まず、1950年代のセットを作り、撮影。
その後、1985年を撮るために
セット全体を風化させた。
当時の広告や映画を徹底的に再現している為、
とってもリアルだ。
↑「ティファニーで朝食を」のユニオシ役で有名な
ミッキー・ルーニー主演の「THE ATOMIC KID(日本未公開)
1985年では、映画館は寂れ「ASSEMBLY OF CHRIST」という
映画館に変わっている。
↑こちらは「バファロウ平原
」。
「THE ATOMIC KID」もそうだが、どちらも封切りは1954年。
しかし、ヒル・バレーは田舎な為1955年封切り。
おまけ
世界でもっとも、しょーもないってか変な
オマージュでBTTFが使われたのは「映画 あたしンち」であろう。
魂が入れ替わったみかんとお母さんを
元に戻す為に、歩道橋の上で雷を待つという
シーンで完全オマージュ…ってかストーリー
がいいとこ取り過ぎて草はえます。
ってことで、問題のPARTⅡは明日紹介!
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