“Ç”自宅ヴェネチア映画祭⑥「Interrogation」ダンスなきインド映画

Interrogation

interrogation

監督:Vetri Maaran
出演:Dinesh Ravi, Samuthira Kani etc

評価:50点

インド映画といえば、ラジニカーントを
始め、とにかく歌って踊って、
ラーメン二郎張りに様々な映画ジャンルをどっぷり
3時間ぶち込んだハチャメチャな作品を
イメージする。

しかし、インドにも非常硬派なダンスなし
映画は作られている。
今回、ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門に
不法逮捕されたタミル移民の壮絶な日々を
描いた作品「Interrogation」
が出品されたぞ。

怖い汚職警官のINTERROGATION(取調)に
タミル移民INTERROGATION(疑問)抱く

この作品が怖いところは、買いものしてたら
突然逮捕される点だ。
タミル移民のおっちゃんが夜、お店で買いものしてたら
急にパトカー登場。なんと、店の店主が
ポリスで「おまえ逮捕だ!」と言われてしまう。

たどり着いたムショでは、棒で
非人道的な暴力が横行している。

さらに、仕事先の上司を呼んできてもらうも
警察の汚職で全然救ってくれないし、
汚職を裁判で訴えるも、裁判官は
タミル語が分からず結局事態は解明されない…

本当に観ていて絶望しかないインド映画にしては
非常に珍しい作品でした。

惜しい!リアリティのない暴力シーン

ただ、技術力の問題か、「それでも夜は明ける」
みたいな強烈な描写の作品が増産されている時代に
にしては暴力シーンがやわな気がした。

棒で殴られ、普通だったら動けないはずなのに、
かなり機敏な動きでぶっ倒れたムショ仲間に
駆け寄る。しかも、その間警官はずっと
棒立ち。

なんか、こういった違和感のある演技が
やたらと多くてちょっと残念でした。

そんな「INTERROGATION」は
FESTIVAL SCOPEで日本時間
9/16まで上映中(*^_^*)

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