“Ç”トム・ハーディって…「チャイルド44 森に消えた子供たち」

チャイルド44 森に消えた子供たち(CHILD44)

チャイルド44

監督:ダニエル・エスピノーサ
出演:トム・ハーディ、ゲイリー・オールドマン、ノオミ・ラパスetc

評価:35点

数年前から洋書コーナーに行くと、
デカデカとポップで宣伝
されているミステリー作品
チャイルド44」。

いつ映画化されるかと、思っていたら
いつの間にか公開されてました。
リドリー・スコット製作で
監督は「デンジャラス・ラン」の
ダニエル・エスピノーサ
(なんと、スウェーデン人!)とのこと。

早速、みゆき座でウォッチング!
公開から結構経っているにも
関わらずジジババに大人気。
結構混んでましたよ~

んっ、ストーリーがよく分からない…

結構、ウキウキで観たのだが、
開始30分、「ん?」とクエスチョンマークだらけに。
それが骨太ミステリー特有の
クエスチョンマークじゃないのだ!

そもそも、30分経ったところでストーリーの
主旨が全くわからないのだ。
ほら、骨太ミステリーって
「どんな謎があるのだろー」
って謎を知りたくなるじゃん。
それが「何が分からないかが分からない」
という重傷な状況が広がっていたのだ。

ブンブンがざっくり、予習してきた範囲だと、
ソ連軍の捜査官が連続殺人事件を調査する話だろ~
確かに、前設定はいるが、上映時間を
意識している為なのかサブエピソードを
沢山、しかも短く詰め込みすぎて、
何の話をしているのか分からない。

しかも、ストーリー後半に伏線が回収されて
めでたしめでたしという快感はなく、
ただ小説の出来事を並べているに過ぎない。
その上、伏線回収のシーンも登場人物に
語らせる一番やってはいけない手口を
使っていてストーリーとしておそ松くんである。

故に、観ていると酷い睡魔に襲われる…

唯一の救いはトム・ハーディ

そんな、酷いストーリーを唯一救った
人物がいる。それは…トム・ハーディだ!

最近「マッド・マックス/怒りのデス・ロード
オン・ザ・ハイウェイその夜、86分」と
災難が似合う男として注目が集まっているが、
今回の「チャイルド44」でも見事に不運な男
を熱演している。

ソ連軍MGBの捜査官に扮するトムさんは、
スパイ容疑で捕まえた獣医の自白で
何故か自分の妻にスパイ容疑を掛けられてしまう。
んで、エリートから一気に掃きだめのような
ヴォルスクに左遷されて、酷い生活を
送る羽目になる…

そんな、悲惨な男を舞台がソ連だからと
ロシア訛りの英語でなりきっているのだ。
ブンブン、ロシア語習ったことが
あるが、ロシア語って英語と
イントネーションが全く違う。
淡々と、単語を押しつけるようにしゃべる、
あるいは飲んべえのような話し方をする。

それをイングランド出身の
トムさんが完全再現。
一瞬、マジでロシア語に聞こえるほど
異様な訛りっぷりです。
字幕翻訳の人大変だったろーなーと
感じる。

そんな、訛り口調で、後半「マッド・マックス」
さながらのアクションシーンがあるから
救いである。

だから、この作品前半はつまらなくても
頑張って90分耐えよう。
きっと良いことあるよ~


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