死霊の盆踊り（Orgy of the Dead）

監督：A. C. スティーヴン
出演：ウィリアム・ベイツ、パット・バリンジャーetc

おもむろに、ドラキュラと思われる人物が
全くシリアスに見えない口調で、
恐ろしい話を語るぞーとあおる。

嫌ーな予感するが、それもそのはず
ブンブンが観ているのは、
映画アンダーグラウンド史に名を轟かす
迷作「死霊の盆踊り」だ！

脚本は、伝説とまで言わしめた
ゴミ映画の巨匠エド・ウッドが担当。

案の定「プラン・9・フロム・アウター・スペース

」
に匹敵する強烈な作品でした。

スピード感がないクレイジー・ホース

びっくり、ポイント１。
92分の上映時間のほとんどがダンスシーン（盆踊り）
なのだ！開始7分、足早にストーリーを進め
おもむろにお色気ダンスを始める。

予算の関係で一組10分弱と非常に長い
出演時間だ。もう、カルロス・サウラの
フラメンコ映画

として観るしか！
と割り切って観てみました。

うーん、お色気ダンスといえば
クレイジー・ホースを思うが、
全く勢いがない。中途半端な
ダンスだ。「ロッキー・ホラー・ショー

」
のように踊りたくなりませんww

馬鹿すぎる主人公

小説のネタ探しに恋人と墓場に行く
って段階でぶっ飛んでいるのだが、
墓場で死霊の盆踊りを目撃した二人が、
「大学生のパーティーかな？」と
妙に納得している。

んなわけね～だろ！
案の定、ミイラ男と狼男に捕まるのだが、
悲鳴もあげないの。演技の下手さに
全米も震撼、日本も震撼、ブンブンも震撼だ。

捕まったカップルの目の前で
相変わらずダンスが繰り広げられている。
死への恐怖感全くなしだ。

日本では、ロボットレストランやメイド喫茶
等コンセプト風俗があるが、
こういう風に縛り付けて
ショーを魅せるSMバーが
あったら意外とウケるんじゃないかなー
とふと思った（もうあるのかもしれんが！）。

口コミに反して、意外としょぼい
ダンスを楽しんでいるブンブンですが、
突如とってつけたようなエンディングに
唖然となりました！

こんなゴミエンディングは後にも
先にもないだろう。

一生に一度観る価値はあるが、
一生観なくても損は
しないそんな下らない
映画でした。

それにしても邦題
考えた江戸木純のセンス
すげーなーw

P.S.予告編はネタバレ満々な
作品です。演目がもろばれ
過ぎて本編の見所がありませんw
「死霊の盆踊り」予告編