恋人までの距離(Before Sunset)
監督:リチャード・リンクエイター
出演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルビーetc
普段は恋愛映画を観ないブンブンですが、
先日何気なく観たラブストーリー「恋人までの距離」が
メッチャロマンチックだったので紹介します。
実は「6才のボクが、大人になるまで。」の監督が以前に、
ビフォアシリーズと称して、一組のカップルが誕生するところから
倦怠期に至るまでを3部作にして作っており、
その一作目がコレである。
ブンブン、高校時代に2作目の「ビフォア・サンライズ」を
観て、パリの美しさに惚れていましたw
モラトリアムで熱々過ぎる男女
一作目「恋人までの距離」は、
まさに「出会い」の章。
アメリカ人学生とフランス人学生がヨーロッパ鉄道
の車内で出会い一日限りのウィーン観光をする話である。
偶然、見つけたステキな女性にイーサン・ホーク一目惚れ
「声を掛けるか」否か迷い必至にアタックするイーサンに
時めく。この必至感と若さに熱くなる。
そしてナンパ成功、一緒にランチ、そしてウィーン観光と
フェイズを踏む。いいねーイケイケーと応援したくなる。
しかし、一夜は段々終わりに近づく
教会やオペラ座、ドナウ川といった歴史ある町並みを
散策する二人、次第にイーサン・ホークが焦り出す。
「別れたくないからいかにして滞在時間を延ばすか?」
明らかに見え見えである。
レストランで別れを言うが、耐えられずバーに
誘う。そこでバーのマスターに言う学生らしい
賭けの一言「若いね~」。
ブンブンも思い当たるところがあり、
段々切なく、画面を直視できなくなる。
ジュリー・デルビーとのステキな一日が
終わってしまう、分かっているが
辛すぎる…
そこで最後に魅せるイーサン・ホークのアタック
がクール過ぎて心の中で拍手喝采!
俺もあんなアプローチが出来たらなーと思った。
「緑の光線」の良さが分かってきた
この映画及び「ビフォア・サンライズ」は
明らかにエリック・ロメールの「緑の光線」を
意識した、自然でドキュメンタリーのような
ラブストーリーである。
ブンブン、以前「緑の光線」観た時は
良さに気づかなかったが、
今は辛いほど分かる。
人生で極稀に現れる黄金のような日。
そんな経験を映画でさせてくれるなんて
なんて贅沢なんだろうと感じました。
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