「ヒックとドラゴン2」が遂に日本の映画館で…
昨年、映画好きの間で署名運動まで起きるほど
悲しい戦いを繰り広げた作品がある。
それが「ヒックとドラゴン2」!
アメリカでは高い評価を獲得しており、
ゴールデングローブ賞やアニー賞を
受賞、「ベイマックス」に勝てると
思われた作品である。
しかし、日本配給がいつまでも決まらず
ビデオスルー行きまっしぐら。
ケーブルテレビで放送される、
アカデミー賞長編アニメーションを「ベイマックス」
に奪われる不遇。
ついには2015年7月にビデオスルーが決まってしまいました(^^;)
しかし、この度2015/3/19~3/23「東京アニメアワードフェスティバル2015」で
あくまで予定ではあるが
TOHOシネマズ日本橋無料上映スタイルで公開されるとのこと!
しかもオープニング作だ!
ブンブン嬉しいぞ(*^_^*)
「ヒックとドラゴン」って面白いの?
原題:How to Train Your Dragon 2
監督:ディーン・デュボア
出演:ジェラルド・バトラー、ジェイ・バルチェルetc
近年、アメリカも分かってきているのか
「子ども」も「大人」も楽しめる映画作りが
盛んになっている。
今回アカデミー賞にノミネートされた
ライカ社映画「THE BOX TROLLS」の毒の強さ
しかり、「かぐや姫の物語」の芸術性が
「ノミネート」されることで、
しっかりと認められていると言えよう。
まだまだこの賞は「アナと雪の女王」「ベイマックス」が
獲る点「アニメは大人向けでもある」ことは浸透していない
ようだが、この「ヒックとドラゴン」大人も子どももエキサイトする
レベルの高い作品になっています。
ブンブンは映画館ではなくフランスの映画クラブの
ホームシアターで観たが、IMAX並に整備された環境で
観て感動しました。これは映画館で観ないといけないと痛感もしたぞ!
ポイント1:アクションシーンが凄い!
アメリカのアニメはアクションが重要。
「ベイマックス」「アナと雪の女王」「トイストーリー3」
など受賞した作品は「見せ場」のアクションが
上手い傾向がある。
「ヒックとドラゴン2」もその点ばっちしだ!
冒頭のハリーポッター調のラグビーゲーム
の迫力。まるで観客もドラゴンと共に
飛翔している雰囲気のだしかた。
そして終盤の異業種異種混合戦闘シーンなんか、
「スター・ウォーズ」のようにワクワクしました。
ここまで興奮する空中旋回シーンを
ドラゴン映画で見せられるとは思ってもなかった。
ポイント2:続編に対する意気込み
この作品が大人でも楽しめる要素というのが
「中間管理職の苦痛」を描いてるところにある。
前作で平和が戻ったバーク島は退廃に満ちていた。
ドラゴンを使ったスポーツに人々は熱中するあまり
ドラゴンを酷使する。共存ではなく奴隷扱い。
おかげで近所迷惑の苦情まで来る。
主人公ヒックとトゥースは彼らを説得しようとするが、
島の人は聞く耳をもたない。
仕舞いにはドラゴンを不満に思う海賊が
殴り込みに来る…って管理職の苦痛を知る人には
共感の内容。みんなの利益ではなく、個人の利益
を注視しすぎて目の前の問題を無視する。
んで、板挟みの人が責任を押しつけられ
尻ぬぐいをしなければならない。
続編の作り方に「キャラクター」を増やすって
あるが、いかに新人を教育するか。
こういった所を観ると、働くサラリーマンの
目から涙が出てきます。
是非とも映画館で!
おそらく、この映画はDVDで普通のテレビで
観たらあまり興奮しないであろう。
なんたって、あの浮遊感は大画面でしか味わえないから。
TOHOシネマズ日本橋、何番スクリーンで上映するかは
分からないが出来るだけ大音響大画面で観ることを
オススメする。んで、強いて言うならば
ど真ん中の席で「浮遊」を独占しよう!
関連サイト
ブンブンの映画レビュー
」
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