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パリChâtelet-Les hallの駅地下に
映画館がある。
ブンブン切望するUGC系列ではないか!
ってことで…
UGC CINÉ CITÉ調査
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只今駅地下工事中につき、
映画館案内標識を頼りに
探してみると突如、
バルト9チックな映画館出現!
これがUGCのCINÉ CITÉ店である。
気になる料金
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学生7.90ユーロ、
やっぱシネコンは
高いですな〜
ってか、フランスのシネコンは
ミニシアター系作品も
バリバリ上映するんだねw
エレベーターやエスカレーター
はわかりにくいが、
レストランチックな待合室の
奥にあります。
コーン・アイランド
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東京国際映画祭でも上映され、
本年度アカデミー賞外国語映画賞
ノミネート候補にもなった
グルジア映画。
残念ながら、アカデミー賞は
アルモドバル制作の
「ワイルド・テイルズ」が
米タイム紙の2014年
ベスト10に選ばれたり、
評論家ウケがめっちゃいい為
獲るであろう。
今年はカンヌ映画祭作品の
クオリティが高すぎて、
脇にはシサコの「TIMBKTU」や
カンヌで脚本賞獲った作品。
ある視点審査員賞獲った「ツーリスト」
と壁が分厚すぎます。
しかし、このグルジア映画
非常に奥深い作品だ。
戦争中グルジアとアブハジア
を挟んだ川の中州に、
おっさんが中立国を作る様子を
徹底したセリフ無し演出で描く。
黙々と家を建て、トウモロコシ畑
を作るおっさんの様子は
まさに新藤兼人の『裸の島』
そのものである。
そんな、自然に対する人間の挑戦
話に『ノー・マンズ・ランド』
の要素を持ってくるのがキモ(^^)
兵士が戦略ポイントとしてこの
島を使い始めたことから、
おっさんに危機が生じる。
怪我人まで転がり込み、
敵陣に匿ったか否かを訊かれたり、
娘が兵士とラブラブし始めたり、
中立の立場を脅かされる。
前半、極限まで会話を減らしている
為、後半の台詞一言一言に
重みがある。
戦争から逃れるようユートピアを
作り中立国にしたてあげるが、
強い逆風吹き荒れる様子を
荘厳なメタファーに包んだ作品。
こういった作品を平和に
観られることが、平和と言えよう。
せめてアカデミー賞外国語映画賞
ノミネートぐらいは
して欲しいな〜
日本公開決定!
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2016/09/17より
岩波ホールにて
公開が決定しました!
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