出演:イザベル・カレ、アリアーナ・リヴォワールetc
日本公開5月銀座シネスイッチ決定!
19世紀末、フランスに実在した
盲目かつ耳も聞こえない少女に
コミュニケーションを取れるよう
様々な挑戦を施した修道院の
物語!
タイトルのマリー・ウルタンは
患者の名前である。
生まれつき、目も耳も不自由だから
敵味方、意思の主張方が分からない
少女。本能で動く彼女は、
この手のリハビリに強い修道院も
一筋縄ではいかぬ。
いかにして、彼女に単語を
教えるか?非常に興味深い
話だ。何たって、相手は
敵味方の区別がつかないから
身体を洗ったり、ボディケア
するのも戦いの連続である。
母の愛情もロクに受けていない
だけにマジでムズイ!
しかし、修道院も匙を
投げかけている中、
何人かの尼さんが
頑張る。
彼女が技を習得しそうになったら、
しきりに抱きしめたり、
語りかけ、愛を与えていく。
最初は怖い少女だったのが、
段々感情を備えてゆき、
可愛くなっていく
アリアーナ・リヴォワール
の演技がマジで凄い!
少女が感情を得てから以降
のストーリー展開が
雑な感じがあったものの、
フランス語、手話、特殊な
アプローチが一色担にある
空間演出は斬新と言えよう。
実はこの手の作品は
初めてだったので、
アーサー・ペンの「奇跡の人」
やトリュフォーの「野性の少年」
と観比べてみたいなり。
ちなみに、この作品は
耳が聞こえない人用に
フランス語字幕付きである。
赤や緑と字幕カラーを分ける
ことで、誰でも楽しめる
よう工夫がこらされてある。
一応フランス映画だが、
3割ぐらい「手話」なので、
字幕は重要!
ブンブンもいい、フランス語
勉強ができたぞ!
「MARIE HEURTIN」予告編
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