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雪の轍(WINTER SLEEP)
監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
出演:Haluk BILGINER,Melisa SOZEN
アンジェにはTOHOシネマズシャンテ
のようなアート作品中心に配信する
映画館がある。
そこにダチと行って来たで!
目当てはもちろん、本年度
カンヌ国際映画祭でパルムドールを
受賞したトルコ映画「WINTER SLEEP」
だ^o^
実はこの映画の監督、
ヌリ・ビルゲ・ジェイランの作品
はまともに日本で公開
されたことがなく、
セル以外で入手するのが困難な
作品群である。
故にこれを逃すと1年は
待たないと行けないので
3時間ものですが挑戦。
そしたら意外や意外、
コメディ映画だったので、
飽きることなく3時間楽しめました。
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話はいたってシンプル。
ボロホテルを経営する老夫婦に
一通のメールが届く。
イスタンブールで長らく暮らして
いた妹が離婚して無職になったので
立ち直るまで居候させてくれとのこと。
夫は妹と会えるので快諾するのだが、
周りのダチや妻が難色を示し、
ジレンマに苦しむ…
なんか、おっさんの哀愁具合が
アキ・カウリスマキを思わせる
ギャグっぷりで、なよなよした
おっさんに観客皆大爆笑!
仏語字幕も仏検準2〜2級の単語、
フレーズばかりだったので
観ていて楽しかった。
ただ意外だったのは、カンヌっぽく
ない作品だったこと。
カンヌで賞獲る作品は、
大概変な作品が多い。
昨年度の「アデル」は写実的な
SEX描写がやたらと多かったし、
「ツリー・オブ・ライフ」は
監督の私的話故に訳ワカメだし…
そう考えると今年はラインナップ
が不作だったのかな?
傑作だが、オリジナリティは
ない作品と言えよう。
まあ、映像の撮り方はカンヌらしい
すげ〜ショットの連発だったぞ^o^
日本公開は6月
てっきり、ユーロスペースやアップリンクだけ
上映と思いきや、東京では
新宿武蔵野館と角川シネマ有楽町の公開とのこと。
意外だな~
詳しい上映館などは公式サイト
にて順次あっぷされます。
「雪の轍」予告編
そうそう、近日このLES 400 COUPS
でグザヴィエ・ドランの「Mommy」
とイヴサンローランの伝記もの
第二弾が上映されるってよ!
P.S.この映画館のトイレは
チケット記載の暗証番号がいるよー
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