フランス映画「美しき諍い女(1991)」

監督:ジャック・リヴェット

出演:ミシェル・ピコリ、エマニュエル・ベアールetc

 

漢字が難しいねw

「いさかいめ」って読むのだが、普通に読んだら

「いさかいおんな」、居酒屋の女将みたいですなw

 

そんな話はさておき、この映画4時間もするんだ。

しかも、大半がおっさんとモデルが向かい合っているだけ

という異色作。でも味があるんだ。

 

美しい女に出会った画家のおっさんが、

自分が諦めていた作品「美しき諍い女」を制作しようと思い立ち、

その女と向き合う生活を始めるというのがアウトライン。

 

この映画の凄いところは、最初1時間とラスト1時間で

おっさんの作風ががらりと変わるところ。

観ている者をハラハラさせる雑なタッチでスケッチを描く前半。

長時間にわたりモデルを拘束するからモデルも怒り出す。

 

しかし、次第におっさんの気持ちに入り込んでくモデル。

ヌードになりパッション込めておっさんに迫るのだ。

一時期何も描けなくなるおっさん。それを励ますヌードモデル。

 

この葛藤からの脱出の気持ちを観客に分からせるためには

確かに4時間必要だなと思った。

長い長い戦いを見終えた観客もある種の感動を得られるであろう。

 

しかし、フランス語リスニング素材として使うには厳しいぞ。

メッチャ聴き取り辛かったm(_ _)m

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