【アフリカ映画】第27回ワガドゥグ全アフリカ映画祭ラインナップ発表
皆さんはブルキナファソをご存知だろうか?アフリカ北西部に位置する国である。ここで2年に一度、アフリカ人のアフリカ人によるアフリカ人のための映画祭ワガドゥグ全アフリカ映画祭(FESPACO)が開催されている。映画に詳しい方もブルキナファソと映画はあまりピンと来ないかと思うが、アフリカ映画史に置いてブルキナファソは非常に重要な拠点となっている。
皆さんはブルキナファソをご存知だろうか?アフリカ北西部に位置する国である。ここで2年に一度、アフリカ人のアフリカ人によるアフリカ人のための映画祭ワガドゥグ全アフリカ映画祭(FESPACO)が開催されている。映画に詳しい方もブルキナファソと映画はあまりピンと来ないかと思うが、アフリカ映画史に置いてブルキナファソは非常に重要な拠点となっている。
仄暗いバーのような空間をゆっくりゆっくりと360度パンさせながら、怪しげな男にフォーカスがあたる。彼は、レソトのとある物語を語りはじめる。ダムの建設で失われつつある村。宇宙人のようにも見える黄色い作業着を身に纏った男たちが不気味に画面に映り込む。そして、それを凌駕するようにMantoa(Mary Twala) の大樹のように深みのある彫りと反射が特徴的な悲愴顔が画面を支配する。このおばあちゃんは、村人が故郷を諦め新天地を探そうとすることに抵抗する唯一の婆さんとして登場する。子どもたちは皆死んだ。自分の人生もそんなに長くない。しかし、レソトの記憶毎ダム建設によって死んでしまうのはいかがなものか?彼女は喪服を着て、村人の前に立ち圧をかけ、孤独の戦いに挑む。しかしながら、時は刻々と前へ突き進んでしまう。