【SKIPシティ国際Dシネマ映画祭】『夜を越える旅』モラトリアムが背中で語るまで
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭で萱野孝幸最新作『夜を越える旅』が配信された。彼はクラッカーの頭脳戦を緻密に描いていることで注目された『電気海月のインシデント』で知られた新気鋭の監督だ。これがかなり面白かった。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭で萱野孝幸最新作『夜を越える旅』が配信された。彼はクラッカーの頭脳戦を緻密に描いていることで注目された『電気海月のインシデント』で知られた新気鋭の監督だ。これがかなり面白かった。
映画祭シーズンである。イメージフォーラム・フェスティバルと同時にSKIPシティ国際Dシネマ映画祭にも精を出してんやわんやである。さて、先日TwitterでSKIPシティ国際Dシネマ映画祭のことをつぶやいたら『鬼が笑う』関係者と思しきアカウントから執拗にいいねが来た。これは私に観て欲しいのだろうか。通常はそういうのは逃げてしまうのですが、乗ってみることにしました。
映画祭シーズンですね。毎週のようにオンライン/リアルで映画祭が開催されるシーズンに突入しました。今週はSKIPシティ国際Dシネマ映画祭にフォーカスを当てていきます。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の選定眼は鋭いものがあり、過去には第89回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『タンナ』をいち早く発掘した実績があります。今回は、非常に珍しいマルタ共和国の映画『ルッツ』が選出されていましたので手始めに観てみました。