蹴る

2021映画

【 #サンクスシアター 23】『蹴る』障がい者スポーツにある課題点

電動車椅子サッカーW杯に出場すべく奮闘する選手たちに6年にわたり密着したドキュメンタリー。重度の障がいを抱えながらも電動車椅子サッカーに人生を懸ける選手たち。難病であるSMA(脊髄性筋萎縮症)により、生涯一度も歩いた経験はないが、試合では華麗で激しいプレーで観客を魅了する永岡真理。筋ジストロフィーのため呼吸器が手放せず、食事を摂ることもつらいが、電動車椅子サッカーで国内屈指の実力を誇る東武範。日本代表を目指して日々奮闘する選手たちの姿を追い、競技にかける彼らの思いや日常生活での苦悩や恋愛模様など、さまざまな切り口から彼らの生きざまを描いていく。監督は「プライド in ブルー」「アイコンタクト」など障がい者スポーツドキュメンタリーを手がけている中村和彦。