第16回大阪アジアン映画祭総括
第16回大阪アジアン映画祭総括 おはようございます、チェ・ブンブンです。 2021/3/11~2021/3/14に第16回大阪アジアン映画祭に行ってきました。大阪アジアン映画祭は、私の映画呑み仲間が注目している映画祭で、…
第16回大阪アジアン映画祭総括 おはようございます、チェ・ブンブンです。 2021/3/11~2021/3/14に第16回大阪アジアン映画祭に行ってきました。大阪アジアン映画祭は、私の映画呑み仲間が注目している映画祭で、…
ドイツで長年生活したウェッシ(ウィゼマ・ボルヒュ)がモンゴルの妹オッシ(グンスマー・ツォグゾル)のいるゲルに帰郷する。妹は伝統的なルールに従って慎ましく生きるが、そのことでドイツ生活に慣れているウェッシと軋轢が生まれてしまう。監督の自伝的内容なのだが、撮影が難航しているためか断片的ヴィジュアルが並べられているだけだ。本作は恐らく、外国かぶれしてしまいモンゴルの伝統に溶け込めない自分を見つめ直す映画であり、『ブルックリン』のような心理的変化が紡がれることを期待していたのですが、ひたすらゲルの慎ましい伝統を映すだけで、映画祭に来る人のオリエンタリズムを満たすことだけに全振りしているのが致命的だと思う。