あのこは貴族

2021映画

#2021年上半期映画ベスト

昨日7/4の夜に映画呑み仲間であるTERRA_sunさん(@terra82mater),寺本郁夫さん(@melancholia2011)、Knights of Odessaさん(@IloveKubrick)と #2021年上半期映画ベスト 発表を行いました。コロナの前は、毎年この時期にはレストランで行っていたのですが、変異株も蔓延していることなのでTwitterのスペースで行うことにしました。昨年から仲良くさせていただいている、日本未公開映画のスペシャリスト五次元アリクイ(@arikuigo)さんも後半から参加し、下半期の期待作についても語ることができました。

というわけで、当記事では軽いアーカイブとして各人のベストおいておきます。CHE BUNBUNのベストには軽い総評と旧作、短編ベストを貼っておきます。

2021映画

【ネタバレ考察】『あのこは貴族』「普通」は普通ではないし視認できない

まず、榛原華子(門脇麦)の家庭から語るとしよう。タクシーでホテルにまで送迎される。次の場面では家族のホテル会食が捉えられる。皆、正装で厳かな雰囲気の中、洗練された手つきで料理を嗜む。毛皮を纏うことが世間では炎上に繋がることに対して、まるで野蛮人を追っ払うように嘲笑う。そこへ華子が到着し、婚約者と別れたことを告げる。すると、次の縁談話を持ちかけられる。貴族家庭特有の跡継ぎ、血統の面倒臭い話が空間を覆い尽くす。