『劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ』オタク文化考古学的興味深さ

劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ(2013)

監督:佐藤卓哉、浜崎博嗣、若林漢二
出演:宮野真守、花澤香菜、関智一、今井麻美etc

評価:40点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

前の部署で相方だった人が「STEINS;GATE」の話をしていて、一般教養として知っておく必要があるなと映画版をU-NEXTで観た。これが色々驚かされる作品であった。

『劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ』あらすじ

2009年に発売されたXbox 360用ゲームを皮切りに、コミック、小説などメディアミックス展開され、11年4~9月にはTVアニメ化もされた人気タイトル「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」の劇場版。「狂気のマッドサイエンティスト」を自称し、厨二病をひきずる大学生・岡部倫太郎は、過去へ送信できるメール「Dメール」を偶然発明してしまったことから、世界規模の大事件に巻き込まれていく。TV版のスタッフが再結集し、TVアニメ最終回のその後を描く。

※映画.comより引用

オタク文化考古学的興味深さ

まず、本作は明らかに『バタフライ・エフェクト』に影響をうけた作品であり、時間を巻き戻しながら理想の世界線を目指そうとする内容だったことに驚かされる。そして、『遠井さんは青春したい!「バカとスマホとロマンスと」』の尾宅のモデルとなっているのは本作に登場する橋田であることも判明した。

さらに古のオタク用語、パワーワード的なものが所狭しと発せられており、正直絵のタッチとミスマッチな気がし寒いのだが、文化考古学の観点から重要な一本のように思えた。

ただ、映画は完全ファンムービーでありTVアニメを観ていること前提なので全体的に難解な作品のように思えた。この手の話を純粋に楽しむなら『涼宮ハルヒの消失』で十分だろう。
※映画.comより画像引用