『えいがでとーじょー! たまごっち ドキドキ! うちゅーのまいごっち!?』公式による《まめ虐》

えいがでとーじょー! たまごっち ドキドキ! うちゅーのまいごっち!?(2007)

監督:志村錠児
出演:下屋則子、釘宮理恵、儀武ゆう子、柚木涼香、矢口アサミetc

評価:60点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

「たまごっちのプチプチおみせっち おまちど〜さま!」の実況配信観ていたら、たまごっちの映画が観たくなったのでメルカリでDVDを落として観た。本作は中学生の頃、妹と一緒に観たのだが、終盤の展開が怖すぎて劇場で泣いている子どもがいた記憶がある。実際に観てみると、確かにトラウマ映画だなとは思った。

『えいがでとーじょー! たまごっち ドキドキ! うちゅーのまいごっち!?』あらすじ

社会現象まで巻き起こした大ヒットゲーム“たまごっち”をアニメ映画化。まめっち、めめっち、くちぱっちら個性的な住人が暮らすたまごっち星。物体を瞬間移動させることのできる“転送マシン”を発明したまめっちは、実験中に地球から人間の女の子・たんぽぽを呼び寄せてしまう。たんぽぽは地球に帰れるまでまめっちの家で暮らすことに。ある朝、たまごっち星に異変が起こり……。人気お笑いコンビのオリエンタルラジオが声の特別出演。

映画.comより引用

公式による《まめ虐》

ある種の異世界転生ものとして、女の子がたまごっちの世界に転送されててんやわんやするといった内容で、「たまごっちのプチプチおみせっち おまちど〜さま!」の導入に通じるものがある。しかし、同年代に制作された「劇場版 どうぶつの森」とは異なり、映画だから壮大な物語にしようと、『ザ・コア』さながらの終末世界ものへと豹変する。たいようっちが行方不明になったことで、たまごっち星が風邪を引き、地震が多発するようになってしまうのだ。正義感の強いまめっちたちはロケットに乗り込み、たまごっち星の口に薬を投げ込むミッションに挑むのだが、ここからがクリフハンガーのつるべ打ちとなっており、薬はたまごっち星に届かないは、ブラックホールに飲み込まれそうになるわ、急接近する太陽に焼かれそうになるわで次から次へと絶望的展開に転がるのである。特にまめっちは閉所恐怖症という設定だからと船外活動中にロープが切れ、ブラックホールに飲み込まれそうになり涙を流すいわゆる《まめ虐》の極みみたいな場面があり、そりゃ子ども泣くわと思った。クリフハンガーの仕掛け方としては正解過ぎて、どこに労力割いているんだと狂気を感じた。