Elementary(2024)
監督:クレール・シモン
評価:60点
おはようございます、チェ・ブンブンです。
日本ではあまり紹介されないドキュメンタリー作家にクレール・シモンがいる。フレデリック・ワイズマンに近い観察型の映画を撮り続けており、『夢が作られる森』ではカイエ・デュ・シネマベストに選出されている。今回は、『若き孤独』と同じ地区であるパリ郊外イブリー=シュル=セーヌの小学校を舞台に移民教育の現場を捉えていく。
LEARN, raise your hand, not make a mistake. Want your teacher to tell you: “that’s good”.
Knowing how to read, write, count: it’s not always easy…
TEACH children, detect in their eyes what’s stuck, encourage them, help them.
Make them read, sing…
In the playground, LEARN to talk to each other rather than fight.
LEARN: this happens in an elementary school of the Republic, in a town in the suburbs of Paris.
訳:学び、手を挙げ、間違いをしない。先生に「よかった」と言ってもらいたい。
読み方、書き方、数え方を知ることは、必ずしも簡単ではありません…
子供たちに教え、彼らの目を見て何がつまずいているのかを見つけ、彼らを励まし、彼らを助けます。
彼らに本を読ませ、歌わせます…
校庭では、けんかするのではなく、お互いに話すことを学びます。
学び:これはパリ郊外の町にある共和国の小学校で起こります。
クレール・シモン小学校へ行く
LEARN, raise your hand, not make a mistake. Want your teacher to tell you: “that’s good”.
Knowing how to read, write, count: it’s not always easy…
TEACH children, detect in their eyes what’s stuck, encourage them, help them.
Make them read, sing…
In the playground, LEARN to talk to each other rather than fight.
LEARN: this happens in an elementary school of the Republic, in a town in the suburbs of Paris.
訳:学び、手を挙げ、間違いをしない。先生に「よかった」と言ってもらいたい。
読み方、書き方、数え方を知ることは、必ずしも簡単ではありません…
子供たちに教え、彼らの目を見て何がつまずいているのかを見つけ、彼らを励まし、彼らを助けます。
彼らに本を読ませ、歌わせます…
校庭では、けんかするのではなく、お互いに話すことを学びます。
学び:これはパリ郊外の町にある共和国の小学校で起こります。
黒人の母親が子どもを連れて小学校へ向かう。子ども以上に親も不安を抱えながら子を学校に託す。学校では、積極的に先生が生徒に質問を投げかけ、発音が違ったらその都度指摘する。問題が起きれば面と向き合って対話する。フランス人の子ども以上にコミュニケーションに力点を置いていることがわかる。フレデリック・ワイズマンの作品と比べると人が自分の役割を認知し、ひたすらいけいけどんどんその役割を全うする様が捉えられている。一方で、本作の場合、子どもと教師が互いに歩み寄りながら関係性を築き上げている様が描かれている。フレデリック・ワイズマン作品を最近たくさん観ているため、クレール・シモンとの作品の差が少し見えてきたように思える。