【特集:アンパンマン】『それいけ!アンパンマン 空とぶ絵本とガラスの靴』ガラゴンの強さ過小評価

それいけ!アンパンマン 空とぶ絵本とガラスの靴(1996)

監督:永丘昭典

評価:65点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

アンパンマンフルマラソンで『それいけ!アンパンマン 空とぶ絵本とガラスの靴』を観た。

『それいけ!アンパンマン 空とぶ絵本とガラスの靴』あらすじ

やなせたかし原作の大人気アニメ「それいけ!アンパンマン」の劇場版第8作。ある日、図書館で大好きなシンデレラの続編を借りてきたメロンパンナ。ところがその内容は、ガラスの靴が2手に別れてシンデレラと王子さまが離れ離れになり、さらに恐ろしい怪物が現われておとぎの国が荒らされてしまうという恐ろしいものだった。その晩、絵本から出てきたフクロウのホッピーに導かれ、アンパンマンたちはおとぎの国を救いに行くが……。

映画.comより引用

ガラゴンの強さ過小評価

本作は絵本の世界を冒険する内容で、「シンデレラ」ベースに物語が進む。『ばいきんまんとえほんのルルン』では拠点防衛になっているのに対してこちらは冒険活劇の側面を持っている。冒険に関してはあまり特記すべきことはないのだが、ボスキャラであるガラゴンの扱いが面白い。ガラスの巨人であるガラゴンはガラスの靴の守護者的な立ち位置で敵をガラス化させる能力を持っている。氷と違って熱耐性をある程度持っている。ガラスにされてしまうと動けなくなったり、重さで飛べなくなったりする。なのでアンパンマン号がガラス化された時の絶望感が強い。煙突や入口まで防がれたらどうしようもないと思う。ただ、ガラス化されるのは表面だけなのでドリルで削って脱出することができる。変身魔法は大抵アンパンマン号の形を変え、機能破壊にまでいたっていない中健闘したといえる。また、本作ではボスがアンパンチや謎の力で倒されるのではなく、落下による自滅という珍しいパターンでもある。それまでは圧倒的に強く、正直アンパンマン最強ランキングにおいて氷の女王より上のランクなのではと感じた。過小評価ボスといったイメージを受けた。