【絶賛】『HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION』はEXILE嫌いを改心させる大傑作だ!

HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION(2017)

監督:久保茂昭、中茎強
出演:AKIRA、青柳翔、TAKAHIRO、
登坂広臣、岩田剛典、笹野高史、林遣都etc

評価:90点

祭りだ!祭りだ!みんな大好き、ハイローの最終章がやってきた!ブンブン、最近仕事と映画祭が忙しくなかなかいけなかったが、有休使って観に行きました。なんたって、前2作がメチャクチャ面白かったからだ!ブンブンはEXILEが嫌いだ。それは学生時代にいじめっ子がEXILEのファンだったからで、ブンブンは学校の成績と権力で彼を倒そうとした九龍グループの立場だったから、EXILEに対する嫌悪感は今でもある(ファンの方すみません…)。

↑ハイローのこのテーマ曲は名曲だと思いますww

しかし、このハイローシリーズはそんなEXILE嫌いなブンブンでもカッコイイィィィィィ!!!!!!!と思ってしまうアクションと、『すばらしき映画音楽たち

』でも紹介すべき一度聴いたら忘れることのできない音楽。登場人物がトマス・ピンチョンの小説張りに出てくるにも関わらず、しっかりとそれぞれの個性を活かす超絶脚本。そして、作品を重ねるごとに成長していくキャラクターと脚本力。もう、これは褒めない訳にはいかない。そして、今回USBの使い方もまともに知らないヤンキー達が、おじいちゃん笹野高史と闘う最終章と聞いてもうわくわくで劇場に向かいました。果たしてどうだったのだろうか?

『HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION』あらすじ

九龍グループのカジノ計画により、SWORDは爆破解体される危機にあった。そんな中、SWORDの歴史に隠されたある凄惨な事実を知ったメンバーは、もう拳じゃ解決できねぇよ琥珀さん!と知力で九龍グループに挑む…

築地地下水汚染問題を風刺したアクション大傑作だ!

本作は、ハイロー三部作の最終章。それだけにTwitterでは祭りの終わり、文化祭の終わりの切ない雰囲気が流れていた。と同時にアクション面に関して『END OF SKY

』と比べると微妙との声も聞いていた。確かにその通りだ。全編に渡って、「嗚呼祭りが終わってしまう」という哀しさがあり、アクションも控えめだった。

…しかし!それがハイローの成長の姿である。前二作はパワーパワーパワー!『狂い咲きサンダーロード

』『爆裂都市』を目指せと言わんばかりの力で敵をなぎ倒してきた。一応、SWORDは呉越同舟な関係で協力し合っていたが、常に言葉のドッジボールであり、会話は拳で行っていた。社会や政治のことも知らぬ連中であった。

それが本作と来たら、カジノ計画に土壌汚染、官僚の汚職といった現代日本でもしょっちゅう勃発する強大且つシリアスな問題に真っ向から立ち向かっていたのだ。それも、拳だけでなく、知識とチームワークを発揮し、汚職となる証拠をSWORDのメンバー一丸となって集める。お互いの個性を尊重しつつ、個が己の個性を活かしSWORDに貢献していく姿は、まるでヤンキーだった息子が起業して億万長者になったかのような感動を覚えた。

そして、今回の焦点である公害問題はまさに築地の土壌汚染問題を風刺しているようにしか見えず、EXILE映画がこうも社会派映画だとは、凄い!凄すぎる!ちょっとEXILE見直した!と感動感動の嵐でした。

終盤では、ブンブンの知人の映画仲間がばっちり映っており、それも琥珀さんの真横にそびえ立っていた極私的サービスショットもあり、これは大大大満足。一本満足バー1000本レベルの満足度が得られる作品でした。

P.S.私の大好きな達磨一家が終盤魅せるあのシーンは個人的に拍手喝采レベルに良かったですw

ハイローシリーズ感想

“Ç”「HiGH&LOW THE MOVIE」EXILEムービーだからとナメたらアクションが凄かった件について

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