【4/21「美女と野獣」公開記念】2014年レア・セドゥ×ヴァンサン・カッセル版を観る

美女と野獣(2014)
La Belle et la Bête(2014)

監督:クリストフ・ガンズ
出演:レア・セドゥ,
ヴァンサン・カッセルetc

評価:60点

いよいよ3日後に公開される、エマ・ワトソン版「美女と野獣」。「美女と野獣」は今回の作品併せて6度映画化されている。当ブログでは先日、一番有名なアニメ版とジャン・コクトー版の比較を行った。今回は2014年にフランスで作られ、なんとレア・セドゥとヴァンサン・カッセルの情事が観られるバージョンと比較していくぞ!

「美女と野獣」あらすじ

昔々、あるところに裕福な商人の一家がありました。商人はの所有する船が難破したことで破産してしまいました。闇金ウシジマくんが如く取り立てに来る人々に困る商人はある日森の古城に迷い込みます。そこでうっかりバラを盗んだら、野獣に見つかり、娘を人質にしなくてはいけなくなります。こうして、娘のベルは野獣の待つ古城へ行き…

前半はコクトー版

本作の前半は、ジャン・コクトー版と一緒です。アニメ版だと、父親は失踪するという設定だったのだが、2014年版はキチンと野獣のバラを盗み人質を差し出すという設定は忠実に描かれています。しかし、今回はある種目玉となっている動く食器の描写がほとんどありません。その代わりに、クリーチャーを沢山召喚してきます。それもそのはず、監督はクリストフ・ガンズ。「クライング・フリーマン」や「ジェヴォーダンの獣」、「サイレントヒル」と怪獣大好きゲテモノ大好きなオタクだったのだ!そんな食器がしゃべるなんて描写に興味はないらしく、前半は原作を、ジャン・コクトー版を意識しているのに、段々とクリーチャー映画になっていきます。そして、仕舞いにはとある日本特撮映画に愛を捧げた、完全に「野獣関係ないやんけ!」な映画になっていて正直びっくりしました。

ビジュアル重視なところがあるためか、物語が冗長になり、中盤退屈するのだが、クリーチャーシーンは圧巻ですぞ!
また、レア・セドゥは綺麗ですぞ!

エンディング問題

本作は、ジャン・コクトー版以上に暗いダークファンタジー。非常に悲劇的終わり方をするのが特徴的です。童話映画にありがちな、ベッドタイムストーリー展開を魅せているのに、あんな後味の悪い終わらせ方をするとはなんと残酷なことでしょう。子どもに魅せるなら、やはりディズニー版かな~

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