おのみち映画資料館に行ってきた
先日、ゼミの卒業旅行で
広島・尾道に行ってきました。
その際、「おのみち映画資料館」
にも立ち寄りました。
白い、こぢんまりとした
建物が特徴的で、
入り口には映写機が
置いてあります。
もくじ
おのみち映画資料館情報
開館時間:10時~18時(最終入館時間は17時半)
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)
12/28~翌1/1
入館料:
一般500円
(20名以上の団体400円)
中学生以下無料
障がい者とその介護者各1名無料
(おのみち映画資料館公式サイト
)
まだまだあった尾道映画
オトナの事情により、
尾道映画を一番撮っている
大林宣彦については一切
言及されていない変な資料館です。
その代わりに、小津安二郎や
新藤兼人、そして大林宣彦監督作
以外の尾道を舞台にした
作品を沢山教えてくれる
映画ファンにはたまらない場所でした。
先日、当ブログで、
尾道を舞台にした映画を
紹介したが
今回の旅行で新たに知った、
そして観たくなった作品を
紹介していきます。
1.濹東綺譚(1992)
監督:新藤兼人出演:津川雅彦,墨田ユキetc
実は高校時代一度観ているのだが、
理解が出来ずつまらなかった記憶があるが、
永井荷風の小説の映画化と
聞いて興味が湧いてきた。
なんと現在、Netflixに
上がっているというではありませんか!!
2.暗夜行路(1954)
監督:豊田四郎出演:池部良,淡島千景etc
志賀直哉の不朽の名作も
文芸映画の巨匠豊田四郎の手に
よって映画化されていました。
ちなみに余談だが、
小津安二郎は志賀直哉を
ずっと慕っていたため、
「東京物語」のおじいちゃん、
おばあちゃんのシーンを
尾道・浄土寺で
撮ったとのこと。
↑浄土寺にも行きました。
階段がメチャクチャ
急で結構怖かったですw
3.憎いあンちくしょう(1962)
監督:蔵原惟繕出演:石原裕次郎,
浅丘ルリ子etc
「東京物語」「晩春」「麦秋」の原節子
紀子三部作は非常に有名だが、
「男はつらいよ」伝説的
マドンナ浅丘ルリ子も
かつては「のりこ三部作」を
持っていた。
漢字こそ「典子」だが、
「憎いあンちくしょう」
「何か面白いことないか」
「夜明けのうた」の
三本で典子というキャラクターを
演じた。
その一本目にして日本初の
ロードムービー。
阿蘇に向かう道中で
尾道に立ち寄るらしい。
4.左ききの狙撃者 東京湾(1962)
監督:野村芳太郎
出演:石崎二郎,榊ひろみetc
サスペンスの巨匠・野村芳太郎の
作品の中でもマイナーにあたるもの。
タイトルから分かるとおり、
全く尾道が出てこなそうなのだが、
ロケとして使われているとのこと。
ネットの評判を観ると、
かなりの傑作らしいので
観たいものだ。
5.放浪記(1954)
監督:久松静児
出演:角梨枝子,岡田英次etc
林芙美子の自伝的小説は
実は3度映画化されている。
その2作目。
おのみち映画資料館で
紹介されていた尾道ロケ
映画はこれだけだったが、
是非とも成瀬巳喜男
バージョンとも比較を
してみたいものです。
最後に…
やはりネット上の情報は
どうしても誰かの
情報の切り貼り、
二番煎じになってしまい、
深いコアな情報まで
行き着かない。
他にも沢山尾道
ロケ映画が紹介
されているので、
百聞は一見にしかず。
尾道に来たら、
映画資料館へ
行ってみましょう♪
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