映画 妖怪ウォッチ
空飛ぶクジラとダブル世界の
大冒険だニャン!(2016)
監督:ウシロシンジ
出演:戸松遥,関智一,小桜エツコetc
評価:65点
なんと「ローグ・ワン
」を殴り倒し、
週間映画興行収入ランキング
で1位を奪った妖怪ウォッチ
映画第三弾。
だったのに
対し、今回も実験的なアプローチで
挑んでいる。
それは、実写とアニメの融合だ!
「ロジャー・ラビット」や、
チェコ・アニメ
でしか見かけない、
非常に実験的手法を
子供向けアニメにぶち込んできた。
果たして…
「映画 妖怪ウォッチ2016」あらすじ
さくらニュータウンにやややケッタイな空飛ぶ巨大クジラが登場。
なんと、クジラが吠えると
アニメからリアル世界に変わり…
小話:3兆円事件
本題に入る前に、
先日「妖怪ウォッチぷにぷに」
で衝撃的な事件が発生したので
お話したい。
言おう「ぷにぷに」というゲームで
キャラクター人気投票が行われたのだが、
なんと、その結果がネット民の手に
よって凄まじいこととなった。
それがこの通りだ。
1位:3兆円
2位:オロチ
3位:ブシニャン
4位:ふぶき姫
5位:コマさん
6位:8億円
7位:からあげ
8位:ひらがなの「ぬ」
9位:コマじろう
10位:法律
予選落ち:ジバニャン
…せっつ世紀末も
良いところだ。
もはや半数が
キャラクターではない
もので占められている
カオスさ。
これには運営も激オコなのでした。
メタを極める
閑話休題、
本作はアニメが暗黙の了解で
進んでいることを片っ端から
突っ込んでいく、
実験映画史上に残る
とんでもないことを
やってのけた作品だ。
クジラが吠えると、
2次元から3次元の世界へ
ケータたちはワープする。
シネフィルは、この時に
周囲の景色を観察し、
「あっつ習字の部分が
2次元だと『五年二組』
って書いてあるのに、
3次元だと『五年』になってる!」
「日本地図も3次元だと
カラフルやん!」
とあら探しをしてしまう。
しかし、これは制作陣が
仕掛けていたトラップなのだ。
本作は、毛穴有無から、
歩道にある小さい溝まで、
アニメと実写の違いを
片っ端から指摘し、
段々と大きな差を見つけていく
話なのだ。なので、
冒頭の方であら探しを
しているシネフィルの
行動は既に読んでいる、
お見事としか言いようがない
テクニックをかましてくる。
アニメと実写の違いを
利用したバトル
そして、アニメと実写の違いはバトルでも見事な
程に反映されていく。
例えば、ジバニャンが
敵キャラであるクジラマン
と戦う際、北斗百裂拳の
ごとくパンチを
繰り出すのだが、
実写になると、トタンに
しょぼくなったり、
またUSAピョンが
戦車を製作しようとするのだが、
実写になったトタン、
製作過程を厳密にこなさなくては
ならなくなり、遅々として
戦車が完成しない。
等々、コミカルなまでに
アニメと実写を比べながら
バトルするのだ。
こんな斬新なアクションが
コレまでにあったことか?
こんなにもぶっ飛んでいるにも
関わらず、少年・少女たちには
ウケていましたw
というのも、やはり
CGを徹底しており、
キャラクターの発言に
説得力があるのと、
さらにギャグがどれも
爆発級に面白いのだ。
妖怪ウォッチ映画化第四弾
製作決定したそうだが、
次はどんな実験を
魅せてくれるのか?
ウシロシンジと
レベルファイブの
活躍に期待する
ブンブンでした。
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