【ネタバレなし】「インフェルノ」トム・ハンクスが何故かジェイソン・ボーンに…シリーズ嫌いほど楽しめる??

インフェルノ(2016)
INFERNO(2016)

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監督:ロン・ハワード
出演:トム・ハンクス、
フェリシティ・ジョーンズetc

評価:50点

「ダヴィンチコード」「天使と悪魔」に次ぐ
ダン・ブラウンの大人気ミステリー小説
ロバート・ラングドン3部作最終章
「インフェルノ」が公開されました。

ブンブンは前2作のオカルティックで
敵が宗教や美術と犯罪を無理矢理
くっつけようとする感じがあまり
好きになれず、常に低評価な
シリーズなのだが、
今回は意外と面白かったぞ!

「インフェルノ」あらすじ

ハーバード大学教授ロバート・ラングレンが
目を覚ますと、そこは病院だった。
どうやら謎の組織に狙われているらしいが
記憶を失っているのでよく分からない。

彼の手当を担当した看護婦と一緒に
フィレンツェ、ローマ、
イスタンブールを逃げ回り
真実を明らかにしようとする…

これ…ボーン・アイデンティティだよねぇ

本作を観て、びっくりしたのが
前2作と作風ががらりと変わっていること。
ってか主人公の名前が
ロバート・ラングレンからジェイソン・ボーン
に変わっているのではないかと
思うほど「ボーン・アイデンティティ」感が
凄い作品でしたw

そして本作は美術史や宗教説明そっちのけで
24時間耐久鬼ごっこ状態と化しています。
謎の組織に追われっぱなし、
しかも助けを求めに美術館へ行くと、
デスマスクを盗んだ容疑で
警察にまで追われてしまうのだ。

たかだか大学教授なのに
イタリアで何やっているんだと
思うほど滑稽な活劇となっています。

またヒロインのフェリシティ・ジョーンズが
時折「ローグ・ワン」っぽい立ち姿を魅せるので、
12月のスター・ウォーズを楽しみに
している人からもテンションアゲアゲ
という内容になっています。

もはやストーリーはどうでも良くなる。
原作ファンでない人ほど気楽に楽しめる
ポップコーンムービーになっているのだ!

ダンテの「神曲」を一応踏襲

本作はダンテの「神曲」をモチーフに
しているだけあって、ストーリーも
よく見ると「神曲」を意識していたりする。

そこでざっくり概要を説明する。
「神曲」とはいっても、AKBや乃木坂の曲のような
ライトさは微分たりともありません。

ある男が、蟻地獄上になっている
ダンジョンタイプの地獄を巡る
話になっており、
いうなれば笑えない
TOO YOUNG TO DIE

」だ。
荒れ狂う暴風やケルベロス、
重い金貨をしょって歩かされる
などといった地獄を魅せられる。

そして、究極の地獄を経験し、
悔悟に達すると「煉獄」という
ステージでカルマを浄化し、
「天国」へ行くという、
西洋の地獄観をのぞける長編叙事詩
となっている。

本作も、ロバート・ラングレン教授が
悪夢や怪我に苦しめられ、
地獄巡りを看護師案内の元
敢行するというプロットになっており、
非常にダンテの「神曲」を意識している
ことが分かる。

とはいっても、内容はあってないような
冒険活劇なので、気楽に映画館で
堪能あれ!

おまけ:ロケ地

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実は高校3年の卒業旅行で
ダチと本作の舞台である
フィレンツェとヴェネチアに
行ってます。

イタリアは現地人とコミュニケーションを
取りやすい反面、ミサンガの押し売りや
署名詐欺師などが多く
最初に行くヨーロッパとしてはあまり
オススメできないが、
サイゼリヤでしか観ないような
ゴージャスで格式高い建築が
観られるので楽しい場所ですよ!

特にヴェネチアは生涯で一度は
行くべき絶景がありますので是非!

ブロトピ:映画ブログ更新

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