【若干ネタバレあり】「スタートレックBEYOND」アントン・イェルチン&サイモン・ペッグさいこー!

北欧旅行で観た映画5:
スタートレックBEYOND(2016)
STAR TREK BEYOND(2016)

スタートレックビヨンド

監督:ジャスティン・リン
出演:クリス・パイン、
ザカリー・クイント、
アントン・イェルチン、
サイモン・ペッグetc

評価:40点

北欧旅行帰りの飛行機で
一足早く観てきました
「スタートレックBEYOND」。
先日亡くなったアントン・イェルチン
の遺作
として注目を
集めている作品だが、果たして…

「スタートレックBEYOND」あらすじ

物資補給の為に、宇宙基地ヨークタウンに
停泊中のエンタープライズ号。
そこに、一艘の難民船が現れる。

誘拐された仲間を探してほしいと
頼まれた、エンタープライズ号カーク
船長は仲間と共に、
冒険へと繰り出す…

スタートレックではない。
ワイルドスピードだw

本作は、「ワイルドスピード」
シリーズ3~6作品目までを映画化した
ジャスティン・リンが監督
している
せいか、「スタートレック」に
見えない。破壊の美学を見せつける
「ワイルドスピード」に近い作品だ。

本来の「スタートレック」にある
哲学的、社会・政治的話は、
確かにある。
町山智浩も言っていたが、
EUとイギリスの関係をまるで
予言したかのように、
今回の敵は「連合に反対する者」

と非常に政治的だ。

しかしながら、
そんなテーマがぶっ飛ぶ
程、破壊の描写が
トンデモない。

「スタートレック 
イントゥ・ダークネス」
以上に
エンタープライズ号を
破壊しつくすのである。

蜂の群れのような小型船軍団が、
徹底的に、エンタープライズ号に
神風特攻を仕掛けてくる
シーンが最大の見どころとなって
いるのである。

ただ…アクションがダサい

なんだけれども、本作は全体的に
そのアクションがダサいのだ。

「スタートレック」ファンは恐らく激怒だろう。
あそこまでエンタープライズ号を無様に
破壊し、惑星に落下させるとはジャスティン・リン
鬼畜すぎである。

また、惑星内でのアクションがこれまた
ゴチャゴチャしすぎていて、
何が起きているのか分かりにくい。

「ワイルド・スピード EURO MISSION」以上に
アクションがどうかしすぎていて、
ついていけませんでしたw

アントン・イェルチンと
サイモン・ペッグがサイコー!

そんな本作の見どころは、
ってわけでアクションではありません。

技術屋役のサイモン・ペッグと
先日他界したアントン・イェルチン
だ。

サイモン・ペッグが演じる技術屋は、
戦闘力こそしょぼいが、
メカニックとしてチームに貢献
しようと奮闘する男。
忠犬のようなかわいらしさが
にじみ出ています。
そして、白塗りの女との
関係もこれまた淡くて素敵です。

また、アントン・イェルチン
扮するカーク船長にべったりな
仲間チェコフは、
滑舌が悪く常時焦りっぱなし
ながらも、なんとかして
様になろうとしている感じが
これまたかわいらしい。

カークとスポックの関係
以上に「萌え」がある
二人でした。

白塗り女のラジオに注目!

本作で、白塗りの女異星人が出てきます。
その女の人が、愛用しているラジオ
からパブリックエネミーの
「FIGHT THE POWER」
が流れて
くるシーンがある。
そして「私、この曲のメロディが
好きなの」というギャグをかます。

これはスパイク・リーの
ドゥ・ザ・ライト・シング

」の
主題歌にもなっている曲で、
民主主義になったとは言え、
差別があったり、言論の自由が
なかったりする黒人事情を
歌った曲だ。

その曲の
アナーキーさが、
本作のテーマである
連合VS個人主義、
だったり個人主義による
独裁からの脱出

密接に関係があって、
ナイス選曲だなと思いました。

「スタートレックBEYOND」は
10/21(金)全国ロードショー

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