“Ç”【駄話】「死ぬまでに観たい映画1001本」、一生で観るの不可能説

ブンブンが選ぶ隠れた名作5選

No1:ひかり(1987)
YEELEN(1987)

スレイマン・シセ監督のアフリカ・マリ
作られた作品。
少年が村の魔法「コモ」の謎を
解き明かそうとオカンとおじさん
の力を借りて旅に出るのだが、
父親が謎を解かせないように
殺しに来る話。

マリの壮大な自然で繰り広げられる、
炎と光の魔法に映画を見慣れている
オタクもびっくりな作品だ!

TSUTAYA渋谷店でVHSだけだが
置いてあります。

No.2:ヴィニール(1965)
VINYL(1965)

映画好きの間でもあまり知られて
いない話なのだが、
「時計じかけのオレンジ」
原作を最初に映画化したのは
キューブリックではなく、
アンディ・ウォーホルである。

しかし、実験映画のウォーホルさん
なのでアングラ感が凄い!
一つの部屋の中だけで、
あの「時計じかけのオレンジ」の
世界観を作り出しているのだ。
カットも数回アングルが変わるだけ
なのでまるで演劇を観ているかのようだ。

残念ながら、本作はイメージフォーラム
等で稀に行われるウォーホル映画
特集ぐらいでしか観るチャンスがない
作品。
「チェルシー・ガールズ」と言い、
なんとかならないものか(泣

No3:MISHIMA:A LEFE IN FOUR CHAPTERS(1985)

当ブログでも以前紹介した、
「タクシードライバー」の
脚本家ポール・シュナイダーさんが
手がけた三島由紀夫映画です。

ただでさえ、三島由紀夫は小説から
人生から語り口が無数にあるのに、
「金閣寺」「鏡子の家」
「豊饒の海(2巻)」

彼の自決エピソードの
4つを2時間ぴったりに
まとめあげる無駄のなさに
圧倒された。

そして、外国人が描く日本では
あるが非常に日本の描写を
気をつけて描いているので、
「美」なる日本描写がそこにあった。

まさに奇跡としか言い様のない
作品なのだが、日本では
一部の方々による圧力で、
海外から輸入するぐらいしか
観る方法がないという
不遇な作品である。

NO.4:路(1982)
YOL(1982)

ヌリ・ビルゲ・ジェイラン以前の
トルコ映画界におけるカリスマである
ユルマズ・ギュネイがなんと
刑務所で作った映画。
獄中で彼は徹底したメモと指示書を
助手のシェリフ・ギョレンに渡し、
仮出所した5人に待ち受ける
悲しいシャバ生活を見事に
描ききった作品。

これもTSUTAYA渋谷店で
VHSにてレンタルしたぞ!

NO.5:チャンス(1979)
BEING THERE(1979)

意外とTSUTAYAにあるのだが、
誰にも言及されず、
タイトル的にもインパクトがないので
陰日向に追いやられている感じが
強いが、一時期のブンブンオールタイム
ベストにランクインしていた傑作。

知的障がい者の庭師が、
雇い主逝去につき家を追い出される。
そして、いろんな人の誤解が誤解を
招き、国のトップにまで上り
詰める様子をシニカルに描いている。

他の障がい者ものとは違い、
主人公はおとなしい。
それ故の緊張感。
観客だけが知る真相に
はらはらどきどきさせられる。

是非とも観てほしい作品だ。

→NEXT:観てみたいレア映画5選

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