ロブスター(2015)
THE LOBSTER(2015)
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、
レア・セドゥ、ベン・ウィショーetc
評価:85点
カンヌ国際映画祭審査員賞を
受賞したゲテモノ映画が
日本襲来!
ヒューマントラストシネマ渋谷で
ウォッチしてきました。
「籠の中の乙女」で注目を集め
アカデミー賞にもノミネートされた
ギリシャのヨルゴス・ランティモス
監督が初めて英語で作った作品だぞ~
「ロブスター」あらすじ
近未来、独身者は罪だとされる社会。独身者はホテルに集められ、
毎日セミナーを受ける。
45日以内にパートナーを
見つけなければ、
動物にされてしまうのだ。
妻に先立たれた男も例外なく、
このホテルに送還される。
制限時間が残りわずかとなり、
嘘をつき興味のない女と
カップルになるが。
耐えきれずに、森へと脱走。
そこで非リア充独身万歳
集団に出会った…
エクストリーム婚活ムービー
本作はパートナーを見つけるために
必死になる男を描いたブラックコメディである。
この世界の人はいたって真面目なのだが、
行動一つ一つが極端すぎて
爆笑である。
例えば、主人公がホテルに送還されると
受付の人に「あなたはホモですか?
それともヘテロですか?」と聞かれる。
男は男とも交わったことがあるので、
「バイがいいです」と言ったら、
「運営が面倒なので昨年でなくなりました」
と言われ、どちらで攻めるかガチで悩む。
この気まずーい間が独特の笑いを誘う。
また、ホテルの人は全力でリア充カップル
を推奨し一人でマスターベーションしよう
ものなら強烈なお仕置きをする。
のに対し、主人公が脱走した先で
出会った「リア充爆発しろ」軍団は
異性といちゃつくもんなら
一生涯残る傷を刻み込む罰を与える
という、「中間はないのかよ!」と
言いたくなるような世紀末だ。
このリア充爆発しろ軍団のドンを
演じたレア・セドゥが本当に怖い。
よく本作が浅間山荘事件みたい
と言われるのも納得、
幸薄そうな強面お局を熱演していました。
ヨルゴス・ランティモスが以前撮った
「籠の中の乙女」もそうだが、
極端に管理すると
いびつで暴力的な社会ができることを
暗示している。
リア充でも一人でいたいことはある。
非リア充でも異性といちゃつくこと
だってある。
極端に多様性を制御すると
こうなってしまう。
シリアスな内容なのに
あまりに内容がぶっ飛んで
いるので抱腹絶倒でした。
ヨルゴス監督が、故人代行サービス
の珍事を描いた「ALPS」も
ぶっ飛んでいて面白そうだ↓
トートバッグがクール
ヒューマントラスト渋谷で
トートバッグ付きパンフレット(1,500円)が
販売されていたので
買ってみた。海外ポスターの
デザインモデルなので、
めちゃくちゃかっこいいです。
パンフレットも同様のデザインなので素敵!
中身は少し薄い気もするが、
これは買いでした(*^_^*)
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